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Facebook広告は月額30万円以上かけないと効果が出ない!? 最適な予算設定とは?

Facebook広告は月額30万円以上かけないと効果が出ない!? 最適な予算設定とは?

Facebookの予算感はどうやって決めればいいのか?

についてお話ししていこうと思います。

①広告の予算感(月間)
②ターゲットの設定(年齢など)
③クリック率やコンバージョン率の平均値
④広告案の考え方
⑤計測タグについて

①広告の予算感(月間)

やはり予算感です。CPAの目標は決まってるけど、予算は決まってないという企業さんも多く、弊社でも広告を配信する上で、予算をいくらかければ良いか分からないというご質問を多く受けます。

一旦、結論からいうと、月間30万円以上は投下していきましょう。

なぜならば、Facebook広告は配信した広告のデータに基づき、どのユーザーに広告を配信しようかと判断するのですが、その判断材料のデータを集めるのにかかる費用が日予算で約1万円だからです。

日予算1万円×30日=30万円の計算です。

上記はざっくりとした数値で、なぜ日予算1万円なのかもっと厳密に言うと、CV目的のクリック単価(正しくはimpですが、わかりやすくクリック単価にします)で計算することもできます。

平均のクリック単価が約¥500とすると、1日に20回クリックされれば、約1万円です。これが日予算3,000円だと、6回クリックされてしまうと消えてしまう計算です。

また、CVR(問い合わせ率)が約1%だとすると、ざっくり100回クリックされば1件のCV(問い合わせ)を獲得することが可能です。そうすると、約5日間で、CVを1件獲得できることになります。

もちろん、クリック単価が¥200になるケースもあるし、CVRが3%を超えてくる場合もあります。ただ、一般的な計算方法としては、30万以上掛けることで、もっと件数がとれるのか?CPAを合わせていけるのか?を検証することが可能となってます

これらを考えるとFacebook社が推奨している点と弊社の実績から月額での適切な予算は30万円以上になります。

もちろん、月額30万円未満でも配信を行うことは可能です。
※Facebookでは月額最低予算はございません。1万円でも配信は可能です

ただ、30万円未満ですと、広告の配信量が下がり、集まるデータも減少するため、Facebookが集まったデータからどのユーザーに広告を配信するか判断するのに時間がかかってしまいます。

>>:Facebookのオンライン広告

②ターゲットの設定

ターゲット設定についてFacebookでは下記を設定することができます。

・地域
・年齢
・性別
・言語

■地域
配信地域については『都道府県 単位』と『市町村区 単位』の2つのパターンで設定が可能です。

資料請求やオンラインセミナー、通販など場所に問われない商材・サービスの場合は、可能な限り日本全国を配信地域にした方が良いです。

理由としては、設定した配信地域が広ければ広いほど集まるデータ量が多くなり、Facebookの最適化が進みやすくなります。
※最適化とは集めたデータからどのユーザーに配信するべきかを判断する仕組みになります。

上記とは異なりイベント集客や特定地域の集客を行いたい方は、配信地域を設定する必要がございます。

例えば、東京都で何かイベントを行う場合は、交通の便から1都3県の配信が望ましいです。

■年齢
Facebookは13歳~65歳(※)までターゲット設定が可能です。
※65歳は(65歳+)となり、65歳以上の設定になります。

Facebookは他の媒体と異なり、下限と上限それぞれ1歳刻み(65歳は除く)で年齢を設定できる点が大きな強みです。

TwitterやLINEなどFacebook以外ですと、ほとんどが『25-30歳』のように年齢が一括りとなっており、そこから選択する形となっています。

■性別
性別は『男女』『男性のみ』『女性のみ』の3パターンから選択可能です。
美容や化粧品など女性がターゲットと明確な場合は設定するようにしましょう。

■言語
Facebook広告では言語も設定することも可能です。
日本人向けに配信を行う場合は、『日本語』を必ず設定するようにしましょう。こちらを設定していない場合、外国人の方にも配信される可能性があります。

③クリック率やコンバージョン率の平均値

広告を運用していて成果が良いのがどの指標を見て判断をすれば良いか分からない方も多いと思います。
上記について確認すべきポイントは主に2点です。
①クリック率(CTR)②コンバージョン率(CVR)になります。

下記がそれぞれの英語表記になり、フルで覚えなくて大丈夫ですが、CTRやCVRなど略称は広告業界では頻繁に出てきますので覚えておきましょう。

クリック率=Click Through Rate
コンバージョン率=Conversion Rate

まずはクリック率についてお話しします。
クリック率とは、広告がクリックされた割合を示す指標になります。
例えば、広告が100回表示され、そのうち2回クリックされた場合、クリック率は2%となります。

・計算式
クリック率=クリック数(2)÷ 表示回数(100)× 100

このクリック率は、広告が魅力的か。ユーザーのニーズと広告が合っているか等を知る上で重要な数値となります。

クリック率の平均値ですが、商材やターゲットによりますが、概ね0.70%~1.00%になります。今まで100件以上のアカウントを運用してきましたが、経験則から上記が平均値と言えます。

次はコンバージョン率についてお話しします。
コンバージョン率とは、広告のクリックからコンバージョン(申し込みやお問い合わせなど)に至った割合を示す指標になります。
※広告業界でコンバージョンとは、目標達成を表す業界用語になります。申し込みやお問い合わせ、資料請求や商品購入など商材やサービスによってコンバージョンの意味は変わります。

例えば、広告のクリックが100件、コンバージョンが1件の場合、コンバージョン率は1%となります。

・計算式
コンバージョン率=コンバージョン数(1)÷ クリック数(100)× 100

コンバージョン率は、広告のクリックからどの程度、申し込みや購入に繋がったかを知る上で重要な数値になります。

コンバージョン率の平均値ですが、結論から申し上げますと、1.00~2.00%になります。こちらは先ほどのクリック率のお話しと被る部分もございますが、私の経験から申し上げますと、広告のクリック100件につき、平均のコンバージョン数が1~2件だったためです。

ですので、クリック率が0.70%以上、コンバージョン率が1.00%以上でしたら、その広告の成果は問題ないと言えます。

④広告案の考え方

広告案の作成は『②ターゲットの設定』と並び、とても大事な要素になります。

この広告ですが、まず大前提としてこれだけは押さえておいて欲しいことがあります。

それは『作成した広告を見て自分だったらクリックするか。もしくはこの広告はユーザーへクリックされるだろうか。』です。
弊社では常にこれを念頭に置き、広告を作成しています。

上記を考えずに作成した広告は、ユーザーへメリットなど伝えたいことがうまく伝わらず、その結果、クリックされず成果に繋がらないことになりかねません。

それでは広告案の考え方についてお話ししていきます。
みなさん、『3C分析』という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

広告案を作成する際、慣れるまでは『3C分析』を行ってからの方が良いです。

■『3C分析』とは?
3Cとは「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったもので、自分の会社周りのマーケティング環境を抜け漏れなく把握できる便利なフレームワークです。

どうしたらユーザーはこの商品を買うのか?
価格?商品やサービスの質?気に入ってるブランドだから?

3C分析を行いながら、どうしたら自社の商品を選んでくれるか考えながら広告案を作成していきます。

⑤計測タグについて

最後に計測タグについてお話ししていきたいと思います。これも非常に重要です。この計測タグがないと、広告の成果がしっかりと分析できませんので、しっかりと押さえておきましょう。

この計測タグの仕組みを解説しますと、まずタグと呼ばれるものをサイトのソースコード内に設置します。

タグと聞いてパッと思い浮かばない方ために分かりやすく言い直しますと、シールのようなものと思ってください。

■ソースコード
ソースコードとはプログラミング言語で書かれたプログラムのことで、サイトを作成するために使用するものです。
※詳しくは社内のエンジニアの方に聞いてください。

■Facebookのタグ

計測タグについては2種類あります。リマケタグとコンバージョンタグです。それぞれの解説とサイト内の設置箇所は下記になります。

※リマケとはリマーケティングの略でして、リマーケティング用の計測タグを設置したページに来たユーザーを広告で追いかける手法です。
みなさんも良く特定の広告ばかり流れてきたりしませんか?それはすべてリマーケティング広告になります。

■リマケタグ
一度サイトへ来たユーザーを広告で追いかけるために設置します。
設置箇所:の直ぐ上
設置ページ:自社サイト内のすべてのページ

■コンバージョンタグ
申し込みや購入したユーザー数を計測するために設置します。
設置箇所:の直ぐ上
設置ページ:申し込みや購入完了ページ(「※ありがとうございました。」と表示されるページです。)

この計測タグをサイト内に設置することで、一度サイトへ訪問した興味・関心の高いユーザーを広告で追跡したり、申込を行ったユーザーデータを可視化することができます。

まとめ

■予算
月間の最適な予算は30万円以上かけて配信内容を確認してから、予算を落とすかどうかの確認をしていきましょう!

■地域
『都道府県 単位』と『市町村区 単位』の2つのパターンで設定が可能

■年齢
13歳~65歳(※)までターゲット設定が可能
※65歳は(65歳+)となり、65歳以上の設定になります。

■クリック率の平均
0.70%~1.00%

■コンバージョン率の平均
1.00~2.00%

■広告案について
作成した広告を見て自分だったらクリックするか。もしくはこの広告はユーザーへクリックされるだろうか。
を確認
あと『3C分析』も忘れずに。

■計測タグ
タグはリマケタグとコンバージョンタグの2種類。

・リマケタグ
一度サイトへ来たユーザーを広告で追いかけるために設置します。

・コンバージョンタグ
申し込みや購入したユーザー数を計測するために設置します。

Facebookはユーザーへのアプローチ制度も高いのでオススメのWEB広告です。顧客の配信地域や年齢層が決まっている場合は、試しに1ヶ月配信してみるのも非常に有効な施策です。

 

Facebook広告のカスタムオーディエンスの種類や設定方法、使い方を知りたい方は下記の記事も合わせてご覧ください。

>>関連記事:【最新】Facebook広告のカスタムオーディエンスとは?種類や設定方法、使い方を解説

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