YouTube広告とは、Googleと同様のターゲティング機能があり、目的に適した効果性の高い配信が可能です。
YouTube動画広告をうまく活用して無名の企業が売上を10倍以上に増加させた事例もあります。
しかし
- 「YouTube広告の費用対効果は高いの?」
- 「広告の種類ごとの料金単価はどのくらい?」
- 「YouTube広告を出した上手くいった事例を知りたい」
上記のように考えている広告主様が多いようです。
そこで、本記事ではYouTube広告の費用対効果や課金方式、企業の活用事例が分かる記事となっています。
この記事を最後まで読んでいただければ、費用の仕組みから、自社商品に最適なプロモーション方法を検討し、実際に広告を出稿できます。
本記事では、5分で読める内容です。
YouTube広告費用の仕組みとは|課金形式
まず、 YouTube広告には、大きく分けて3種類の課金形式があります。
以下の課金形式は、次の章でYouTube広告費用を理解する上で重要になるため、チェックしましょう。
課金形式 | 説明 |
CPC(Cost Per Click) | 広告を1クリックするごとに課金される形式です。 |
CPV(Cost Per View) | 動画広告を1回再生するごとに料金が発生する形式です。 |
CPM(Cost Per Mille) | インプレッション単価と呼ばれ 広告が1,000回表示されるごとに課金される形式です。 |
次の章でYouTube広告の種類と費用について説明します。
YouTube動画広告の種類7つと費用相場
YouTube広告には7つの種類があります。
それぞれ特徴と課金方式が異なるため、どのYouTube広告が良いか自社商品と照らし合わせながら考えていきましょう。
YouTubeの動画広告|7種類
スキップ可能なTrueViewインストリーム広告
>>画像引用:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告
スキップ可能なTrueViewインストリーム広告は、YouTube動画の再生前と後、途中に流れる5秒経過後にスキップできる広告です。
スキップされなければ、ユーザーへ動画を長く視聴してもらえるため、商品やサービスを認知させることができます。
しかし、ユーザーが「早く広告をスキップしたい」と考えているため、広告を見てもらえない可能性があります。
そのため、広告を見てもらうためには、映像だけではなく音でも興味・関心を惹きつける広告にしたり、続きが気になるコンテンツにすれば長く見てもらえるようになります。
また、クリックされなければ料金はかからないため、費用対効果が高く、ブランドの認知向上が期待できます。
PC、モバイル、テレビで配信可能です。
料金
CPV単価、ユーザーが以下2つのアクションで課金されます。
- ユーザーが動画を30秒視聴する
- ユーザーが動画を30秒視聴する前に動画を操作する
詳しいYouTube広告の費用の仕組みを知りたい方は「料金の目安と成果地点」の記事をご覧下さい。
動画の長さ
最長6分(15秒〜60秒程度がオススメ)
スキップ可能なTrueViewインストリーム広告を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②以下の2つからキャンペーンの目標を選択します。
- 「商品やブランドの比較検討」
- 「ブランドの認知度とリーチ」
③キャンペーンタイプは「動画」
キャンペーンのサブタイプは「スキップ可能なインストリーム」を選択します。
④各広告詳細設定を記入します。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリック。
上記の手順でスキップ可能なTrueViewインストリーム広告を出稿可能です。
スキップ不可のインストリーム広告
>>画像引用:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告
スキップ不可のインストリーム広告は、スキップされずに最長15秒間の再生される広告です。
動画の再生前と後や途中で配信されます。
一般的なテレビ広告と同じ長さで、最後まで視聴者に見てもらえるので訴求力が強く、ブランドの認知度を高めることができます。
一方で、ユーザーが15秒間広告を見続けなければならないため、広告の内容によっては不快感を与えてしまう可能性があります。
PCとモバイルで配信できる広告です。
料金
CPM(広告が1,000回表示されるごとに課金されます。)
動画の長さ
最長15秒(テレビ広告のイメージです。)
スキップ不可のTrueViewインストリーム広告を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②以下の2つのからキャンペーンの目標を選択します。
- 「商品やブランドの比較検討」
- 「ブランドの認知度とリーチ」
③キャンペーンタイプは「動画」
キャンペーンのサブタイプは「スキップ不可のインストリーム」を選択します。
④各広告詳細設定を記入します。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリック。
上記の手順でスキップ不可のTrueViewインストリーム広告を出稿可能です。
インフィード動画広告|旧True Viewディスカバリー広告
>>画像引用:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告
インフィード動画広告(旧True Viewディスカバリー広告)は、YouTubeの検索結果や関連動画、モバイル版YouTubeのトップページで表示される広告です。
目印は、黄色いマークの「広告」と表示されています。
リスティング広告のYouTube版のようなイメージです。
一般的な動画広告とは異なり、動画のサムネイル(動画の表紙)をクリックすることで、広告が再生されるので、クリックされやすく目立ちやすいサムネイルを作成する必要があります。
ユーザーが自発的にクリックしないと動画が再生されないので、視聴者は商品やサービスに関心が強い方が多く、コンバージョン(チャンネル登録者の獲得、Webサイトへ遷移するなど)に適した広告です。
料金
CPC(Cost Per Clic)クリックされるごとに課金されます。
動画の長さ
15秒〜60秒程度がオススメです。
インフィード動画広告(旧True Viewディスカバリー広告)を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②キャンペーンの目標を「商品やブランドの比較検討」に選択します。
③キャンペーンタイプは「動画」
キャンペーンのサブタイプは「検討段階で働きかける」をクリックします。
④各広告詳細設定を入力し、動画広告のフォーマットは「インフィード動画広告」を選択しましょう。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリックします。
上記の手順でインフィード動画広告(旧True Viewディスカバリー広告)広告を出稿可能です。
True Viewアクション広告
>>画像編集:TrueView アクション キャンペーンを編集する
True Viewアクション広告は、スキップできるTrue Viewインストリーム広告と表示形式は同じで動画再生の前後や途中に再生されます。
True Viewアクション広告が他のTrue Viewアクション広告と異なる点は、ユーザーの行動を促す「Call To Action」ボタンが動画タイトルの下に位置しています。
そのため、視聴者は広告に興味を持った際に「詳しくはこちら」などのボタンをクリックし、見込み客の獲得に適した広告になります。
料金
CPA(Cost Per Acquisition)設定したコンバージョンが達成されるごとに課金されます。
動画の長さ
10秒〜60秒程度がオススメです。
TrueViewアクション広告を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②以下の3つからキャンペーンの目標を選択します。
- 「ウェブサイトのトラフィック」
- 「見込み顧客の獲得」
- 「販売促進」
③キャンペーンタイプは「動画」を選択します。
④各広告の詳細設定を入力します。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリック。
上記の手順でTrueViewアクション広告を出稿可能です。
バンパー広告
バンパー広告は、動画の前と後や途中に再生されるスキップできない6秒間動画広告が再生される広告です。
スキップできないため、基本的にユーザーに最後まで動画を見てもらえます。
インストリーム広告(再生画面に流れる広告)の中でも最も単価が低く、モバイルを中心に配信できるため、最も人数が多いユーザーへ配信することができます。
また、再生時間が6秒と短いので、インパクトのある動画で視聴者の印象に残すこと求められ、指名検索が増えることが期待されます。
PCとモバイルで配信可能です。
料金
CPM(Cost Per Mille)広告が1,000回表示されるごとに課金されます。
詳しいYouTube広告の費用の仕組みを知りたい方は「料金の目安と成果地点」の記事をご覧下さい。
動画の長さ
最長6秒
バンパー広告を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②キャンペーンの目標「ブランド認知度とリーチ」を選択します。
③キャンペーンタイプは「動画」を選択します。
サブタイプは「バンパー」をクリックします。
④各広告の詳細設定を入力します。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリック。
上記の手順でバンパー広告を出稿可能です。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、YouTube以外のGoogleと連携しているサイトやアプリなどに配信されるモバイル専用の広告です。
基本的に、ミュート状態で表示されるため、映像でユーザーに興味を持ってもらうことが必要です。
YouTubeを利用したことが無いが、GoogleやYahooなどで検索するユーザーに動画広告を見せることができるため、商品やブランドの認知向上が期待できます。
料金
vCPM(viewable Cost Per Mille)広告面積の50%が2秒以上1,000回表示されるごとに課金されます。
詳しいYouTube広告の費用の仕組みを知りたい方は「料金の目安と成果地点」の記事をご覧下さい。
動画の長さ
指定なし(15〜30秒程度がオススメ)
アウトストリーム広告を出稿する手順
以下の5ステップで広告を出稿することができます。
①Google広告へログインし、新しいキャンペーンを作成します。
②キャンペーンの目標「ブランド認知度とリーチ」を選択します。
③キャンペーンタイプは「動画」を選択します。
サブタイプは「アウトストリーム」をクリックします。
④各広告の詳細設定を入力します。
⑤最後に、広告として出稿する動画のURLをアップロードし「保存」をクリック。
上記の手順でアウトストリーム広告を出稿可能です。
マウスヘッド広告
>>画像引用:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告
マウスヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の上部で表示される広告です。
マウスヘッド広告は、YouTube広告の中でも一等地のような位置で表示できるため
通常のYouTube広告から設定できず、YouTube広告の営業担当者を介して予約制でのみ利用できます。
ユーザーに認知されやすい広告のため、新商品やサービスのプロモーション、ブランディングの向上に最適です。
料金
以下2つの課金方式から選択可能です。
- 1日当たりの予算を決める単価制
- CPM(Cost Per Mille)広告が1,000回表示されるごとに課金されます。
詳しいYouTube広告の費用の仕組みを知りたい方は「料金の目安と成果地点」の記事をご覧下さい。
動画の長さ
パソコンとモバイルで動画の時間が変わります。
- パソコン:最大30秒間
- モバイル:制限なし
マストヘッド広告を出稿する手順
マウスヘッド広告は、YouTube広告の中でも一等地のような目立つ位置に掲載されるため、通常のYouTube広告から設定できず、YouTube広告の営業担当者を介して予約制でのみ利用できます。
YouTube広告費用の相場は?|低予算から出稿可能
前の章でYouTube広告には、主に7種類の動画広告があることが理解できたと思います。
この章では、YouTube広告の費用相場について一覧表でご紹介したいと思います。
YouTube広告の種類 | 費用相場 | 料金発生する条件 |
バンパー広告 | ジャンルによって単価が異なる | 表示回数1,000ごとに課金 |
アウトストリーム広告 | 10〜500円 | 表示回数1,000回ごとに課金 |
マウスヘッド広告 | 1日数100万円〜 | 日数別もしくは表示回数1,000回ごとに課金 |
インストリーム広告 | 2〜20円ほど/1クリック | 動画再生ごとに課金 |
インフィード広告(旧旧True Viewディスカバリー広告) | 3〜20円ほど/1クリック | 動画再生ごとに課金 |
YouTube広告の目的や予算に適した形式が決まったら、まずは低予算から広告を出してみてはいかがでしょうか?
意外と費用対効果が高いことに気づくと思います。
弊社でYouTube広告のご支援を承っております。
YouTube広告費用の費用対効果は高い?
動画広告がスキップされれば料金が発生しないYouTube広告は、他の広告手法に比べて費用対効果が高いです。
1日1円から低予算で広告を出稿できるのため、テレビや新聞などのマス広告より費用を抑えられ効果検証できます。
目的別YouTube広告形式の選び方一覧
最適なYouTube広告を選ぶ上で
- 「YouTube広告の種類が多すぎて選べない」
- 「自社商品やサービスに最適な広告が分からない」
という方は以下の比較表で最適なYouTube広告の種類を見つけましょう。
目標から逆算した広告手法(キャンペーンのサブタイプ)をお選びください。
目標 | キャンペーンのサブタイプ | 動画広告の詳細 |
---|---|---|
・ブランド認知度とリーチ ・販売促進 ・見込み顧客の獲得 ・ウェブサイトのトラフィック ・商品やブランドの比較検討 ・目標設定無し | スキップ可能なインストリーム広告 | 動画の再生前/再生中/再生後に流れる最大30秒の広告。 5秒経過後にスキップすることが可能。 |
・ブランド認知度とリーチ ・目標設定無し | バンパー広告 | 動画の再生前/再生中/再生後に最大6秒間のスキップができないインストリーム広告を配信する。 インプレッションを効率的に獲得し、リーチを広げる。 |
スキップ不可のインストリーム広告 | 動画の再生前/再生中/再生後に最大15秒のスキップができないインストリーム広告を配信する。 | |
アウトストリーム広告 | Googleのパートナーサイトやアプリに表示されるモバイル専用広告。 YouTube内には表示されない。 | |
・ブランド認知度とリーチ ・商品やブランドの比較検討 ・目標設定無し | 広告シーケンス | スキップ可能なインストリーム広告/スキップ不可のインストリーム広告/バンパー広告もしくは、 上記の3つの組み合わせでユーザーに特定の順序での配信可能。 |
・商品やブランドの比較検討 | ショッピング | スキップ可能なインストリーム広告のフォーマットのみでの配信。 動画の再生前/再生中/再生後に流れる広告で5秒経過後にスキップすることが可能。 ウェブサイトでの商品購入を促す。 |
検討段階で働きかける | スキップ可能なインストリーム広告/インフィード動画広告(旧True Viewディスカバリー広告)での配信。 | |
・目標設定無し | カスタム動画キャンペーン | スキップ可能なインストリーム広告、バンパー広告、インフィード動画広告(旧True Viewディスカバリー広告)を使用する。 詳細設定はカスタマイズによる。 |
・販売促進 ・見込み顧客の獲得 ・ウェブサイトのトラフィック | コンバージョンの促進 | スキップ可能なインストリーム広告のフォーマットのみでの配信。 動画の再生前/再生中/再生後に流れる広告で、5秒経過後にスキップすることが可能。 最大で4つのサイトリンクを含めることができる。 |
横スクロールで詳細を表示できます。
目標と最適なYouTube広告の種類が見つかった方は、以下の章で詳しく各YouTube広告の種類と出稿方法を解説していきます。
もっと詳しくYouTube広告の種類を知りたい方は「【一目で分かる】YouTube広告の種類9つと広告の出し方まで解説」の記事が参考になります。
YouTubeの広告を出し方|出稿方法
以下の工程でYouTube動画広告を出稿できます。
YouTube広告を配信する際の準備
- GoogleアカウントにログインするYouTube動画広告の詳細を設定
- 新しいキャンペーン(広告の種類)を選択
- キャンペーンタイプで「動画」を選択
- YouTube動画広告の出し方(サブライプ)を選ぶ
- 広告の各種詳細設定を決める
- 開始日と終了日・配信地域を決める
- 配信するユーザー属性を選択
- 広告を表示するキーワードとトピックを決める広告用の動画を配信
- 広告用動画をアップロードする
下記でYouTube広告を配信する詳しい手順を紹介します。
YouTube広告を配信する際の準備
Googleアカウントにログインする
動画広告を配信する目的と動画製作が完了したと仮定して手順を解説します。
お持ちのGoogleアカウントからGoogle広告のログインページにアクセスし、メールアドレスやパスワードを入力します。
YouTube動画広告の詳細を設定
新しいキャンペーン(広告の種類)を選択
Google広告へログインできたら、管理画面にある「キャンペーン」から「新しいキャンペーンを作成」を選択します。
「キャンペーンで設定したい目標を選択」という項目では、動画広告を配信する目的と照らし合わせて目標を選択しましょう。
詳しくは「YouTube広告の目標|5種類」の記事が参考になります。
YouTube広告の形式(キャンペーン)を選ぶ
キャンペーンは広告フォーマット(形式)のことを指します。
キャンペーンは全部で7種類あります。
設定することで広告の掲載先や利用できる設定が異なります。
キャンペーンタイプ | 特徴 |
---|---|
検索ネットワーク キャンペーン | ユーザーが検索した結果に連動して、検索画面に表示される広告 |
ディスプレイ ネットワーク キャンペーン | Webページの広告枠に表示される広告 |
ショッピング キャンペーン | ユーザーの検索結果に合わせて商品や価格などを掲載する広告で、検索画面に表示される広告 |
動画キャンペーン | YouTubeなどの動画に掲載される広告 |
アプリ キャンペーン | モバイルアプリの導入を促すための広告。モバイル端末でGoogleの関連サイトに表示される広告 |
広告の掲載先を選択した後は、キャンペーンのサブタイプを決めます。
YouTube広告の出し方(サブタイプ)を選ぶ
キャンペーンでフォーマット(形式)を選択した後に、キャンペーンの出し方(サブタイプ)を選択します。
キャンペーンのサブタイプとは、キャンペーンタイプで選択した項目をより詳細に、広告の掲載先を指定できる機能です。
例えば、ユーザーリーチする方法や、キャンペーンのゴール地点
>>適切なキャンペーン タイプを選択する – Google 広告
広告の各種詳細設定を決める
続いて、動画広告の具体的な設定を決めていきます。
「キャンペーン名」商品名やサービス名など分かりやすいタイトルにしましょう。
「入札戦略」広告配信期間に応じて1日当たりでかける予算を設定します。
開始日と終了日・配信地域を決める
予算から広告を配信する期間を設定します。期間は、開始日と終了日を決めることができ、配信地域の指定も可能です。
配信するユーザー属性を選択
配信するターゲット属性の選定もできます。年齢や性別、子供の有無に応じてユーザー層を絞り込み、広告を配信できます。
詳しくは「YouTube広告のターゲティング方法」の記事が参考になります。
広告を表示するキーワードとトピックを決める
YouTube広告は、指定したキーワードから逆算し、興味・関心があるユーザーに動画広告を配信できます。
YouTube広告は、Googleと同様のターゲティングを採用しているため、Google検索した見込み客をリスト化し、効果の高い広告配信が可能です。
ただし、キーワードは広告主が設定できるため、慎重に決める必要があります。
YouTube広告用の動画を配信
広告用動画をアップロードする
YouTubeのアカウントを作成したら、広告用の動画をアップロードします。
アップロードが完了後に、動画のURLを取得し、Google広告設定画面の「動画広告の作成」部分に、YouTube動画のURLを貼り付けます。
以上の手順でYouTube動画広告を出稿することができました。
もっと詳しくYouTube広告の種類ごとに広告を出す方法を知りたい方は「目的別YouTube広告形式の選び方一覧」の記事が参考になります。
YouTube広告の成功事例
この章では、YouTube広告で成果を上げた事例から、どのようなクリエイティブが、どのような広告で配信されていたのか詳しく解説します。
広告を見た人が宣伝商品を検索する数が9.1倍に増加
>>出典:チョコラBBプラス「桃子と桜子のチョコラBB物語」篇 – YouTube
製薬会社大手のエーザイ株式会社は、従来よりテレビ広告の効果性が下がってきていることに課題を抱えていました。
商品のターゲット層である20〜40代の女性が、テレビよりもYouTubeを視聴するようになったからです。
そのため、YouTube広告で、特に美容意識の高い層を中心に動画広告を配信しました。
その結果、ターゲット層へのリーチ数は8%も増加し、売上も前年同期よりも増益となりました。
また、YouTube広告の精度の高いターゲティングにより広告を見た人がプロモーションした商品を検索する数が915%も増加しています。
販売収益、コンバージョンの増加率13倍
アメリカのEC事業でサングラスを取り扱うWilliam Painter は YouTube を活用して、3 か月でビジネスを 10 倍に拡大させました。
当初の課題として、対面で購入されやすいサングラスをオンライン販路拡大させる必要がありました。
商品であるサングラスの質の高さと魅力的なデザインをアピールする広告が必要でした。
そのため、動画広告で商品の魅力的なデザインを直接的にアピールするプロモーションであるYouTube広告を配信しました。
実際に、YouTube の TrueView アクション広告を利用し、商品を世界全体に紹介しました。
その結果、最終的には1つの動画広告が話題を呼び、視聴回数6,500万回に達し、一躍有名なブランドになりました。
YouTube広告で費用対効果を高める2ポイント
YouTube広告の費用対効果を高めるためには、動画のクリエイティブや広告選び方で下記の3つのポイントが重要です。
以下の章で、それぞれ順番に解説します。
- 動画広告の冒頭5秒で印象に残す
- 目的に合わせた追うべき指標の決定
動画広告の冒頭5秒で印象に残す
ユーザーへ伝えたい情報は、動画広告の冒頭5〜6秒で伝えましょう。
なぜなら、5〜6秒で動画広告の要点を伝えられることができれば、再度同じ広告を見たときに気になるとクリックしてもらえる可能性が高くなるからです。
人は同じ情報に何度も触れることで動画広告に対する印象が高まると心理学的に言われています。
そのため、動画広告が誰のどんな悩みを解決してくれる商品・サービスなのか提示することでユーザーに目的の行動を起こしてくれるようになります。
目的に合わせた適切な動画広告を選ぶ
YouTube広告の費用対効果を高めるためには、目的に合った動画の種類を選ばなければいけません。
例えば、商品やブランドの認知向上が目的の場合、適切な広告はバンパー広告やインストリーム広告が適しています。
短期間でブランド効果を高めるならマウスヘッド広告が有効です。
このように目的に合わせた適切な動画フォーマットを選ぶことが費用対効果を高める重要なポイントになります。
>>内部リンク(YouTube広告の種類と選び方)
【要約】一目で分かるYouTube広告の種類9つと広告の出し方まで解説
この章では、本記事の要約を記載して振り返ります。
文字は全てリンクになっているので、不明な点はリンクで押して確認にご利用ください。
いかがでしたでしょうか?
本記事を読み、YouTube広告の費用対効果や課金方式、企業の活用事例が理解できたと思われます。
特に、2020年から巣ごもり需要により、YouTube動画広告を見る人が増えました。
その結果、YouTube広告の効果性に気づいた企業が続々と弊社に依頼しています。
本格的に競争が激化する前の今、商品やブランドの認知を高めやすいYouTube広告を少額から試してみてはいかがでしょうか?
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。