「Instagramのストーリーズ広告で売上を伸ばしたい!知名度をアップさせたい!」という初心者必見!今回の記事では初心者向けにInstagramのストーリーズ広告について解説します。基本的な用語からストーリーズ広告のメリット・デメリット、作成のポイントなどについて解説するので、最後までチェックしてください。
初心者必見!まずは押さえておきたい2つのInstagram用語
Instagramのストーリーズ広告について記載する前に、以下の2つの用語について解説します。
以下の2つの用語を知っておくと、Instagramのストーリーズ広告についての理解が深まるでしょう。
フィード
フィードとは、リアルタイムの投稿を指します。
Instagramのアプリやブラウザのホーム画面(下部メニューのホームのアイコン)を開くと、フォローしているユーザーの投稿などが流れてくるのを観たことはないでしょうか。
この投稿がフィードで、Twitterでは「タイムライン」と呼ばれるものに近いと言えるでしょう。
フィードは投稿時間が新しい順に並んでいるのではなく、アルゴリズムによって表示する順番が決められています。
どのような投稿が優先して表示されるかは明らかではありませんが、ユーザーが普段チェックしている内容と近いものがフィードのトップに流れる傾向にあるようです。
ストーリーズ
ストーリーズとは写真や動画を編集して投稿する機能です。
画像や動画に文字などを入れて簡単にスライドショーが作れるので、動画編集が苦手な人でも難しくありません。
一般ユーザーだけでなく、多くの企業や店舗などが、新商品のお知らせや営業情報などの発信目的で活用しています。
Instagramのホーム画面の上部にある丸いアイコンをタップすると、フォロワーのストーリーズをチェックできます。
ストーリーズはフルスクリーンで表示できるなどのメリットがありますが、24時間後には自動で消えてしまう点には注意してください。
投稿してから24時間以内のストーリーズは、アイコンの周りが虹色になっているという特徴があります。
Instagramの広告は大きく分けて2種類
Instagramの広告には、以下の2種類があります。
広告のターゲットや表示タイミングなどに応じてニーズに合ったものを選びましょう。
フィード広告
フィード広告とは、フィードに混ざって表示される広告です。
フィード広告は自動的に表示されるため、ユーザーが検索アクションを取らなくても目にしてもらえるというメリットがあります。
また、Instagramのフィード広告はユーザーの関心度が高いものを自動的に選出しているので、ユーザーごとに表示される広告が異なる点も特徴のひとつと言えるでしょう。
フィード広告はフィードをチェックする機会が多いユーザーに観てもらいやすいうえに、興味がある内容に絞っているため、スルーされてしまうリスクも低いでしょう。
ただし、フィード広告は正方形で表示されるため、フルスクリーンで広告を出したい場合にはあまり向いていません。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告とは、ストーリーズコンテンツの合間に表示される広告です。
1つのストーリーズが終わって次のストーリーズに移る間に自動で再生されるため、一度再生されると必ず冒頭数秒間は観てもらえるというメリットがあります。
ストーリーズ広告はストーリーズと異なり、24時間経っても消えません。
さらに、ストーリーズはフォロワーが作成したものが表示されるのに対し、ストーリーズ広告はユーザーが普段チェックしている投稿などによってカスタマイズされる特徴もあります。
以下でストーリーズ広告について詳しく解説していきます。
ストーリーズ広告のメリット
ストーリーズ広告のメリットとして、以下の3つが挙げられます。
ストーリーズ閲覧中に自動的に再生されるため観てもらいやすい
先述したように、ストーリーズ広告はストーリーズ閲覧中に自動的に再生される特徴があります。
そのため、ストーリーズをチェックしているユーザーであれば、最初の数秒は必ず閲覧することになります。
ユーザーが自らタップして閲覧する広告の場合、ユーザーのアクションが無ければ一切観られずにスルーされてしまう可能性もゼロではありません。
また、アルゴリズムによってユーザーごとに表示される広告がカスタマイズされているため、チェックしてもらえる可能性が高いでしょう。
ストーリーズ広告はスルーされるリスクが低い点に加え、ちょっとした物語風の作りにすれば、“業者による広告”という雰囲気を抑えられるなどのメリットもあります。
「必ずユーザーに広告を観てほしい!」という場合、ストーリーズ広告は有効手段と言えるでしょう。
大画面で表示されるためインパクトが大きい
フィード広告が通常のフィード投稿と同様に正方形表示される一方、ストーリーズ広告は画面いっぱいのサイズでの表示が可能です。
タイトルやテキストを入れても十分なサイズの画像を表示させたい場合などは、ストーリーズ広告のフルスクリーン機能が大いに役立つでしょう。
大画面のインパクトが大きい広告を作りたい場合、ストーリーズ広告がおすすめです。
スワイプアップボタンで手軽に流入元に遷移できる
スワイプアップボタンとは、広告の下部にある上向き三角のようなマークのことです。
このマークを下から上に向かってスワイプすると、広告の流入元に遷移できます。
例えば栄養ドリンクのストーリーズ広告を流した場合、気になったユーザーがすぐにホームページや購入ページに飛べるようにしておけば、売上にも繋がりやすくなるでしょう。
スワイプアップボタン付近に「詳しくはこちら」などの文言を付けておくと、ユーザーが抵抗なく気軽にスワイプしやすくなります。
後述しますが、スワイプアップボタンに添える文言は、広告内容とユーザーに促すアクションが一致しているようなものを設定しましょう。
ストーリーズ広告のデメリット
一方、ストーリーズ広告には以下のような3つのデメリットもあるので注意してください。
ストーリーズを観ないユーザーに気づかれにくい
Instagramではストーリーズとフィードは別の経路で閲覧するため、フィードしかチェックしないユーザーはストーリーズ広告を観ないケースも少なくありません。
自社が伝えたい内容がストーリーズをチェックするユーザー向けかどうかを確認したうえで、ストーリーズ広告の発信を検討しましょう。
ストーリーズをチェックするユーザーの傾向として、「日常の何気ない出来事を楽しくスライドショー感覚でチェックしたい」「お店や企業の新商品・営業時間などの最新情報を敏感にチェックしたい」などが挙げられます。
最後まで観てもらえるとは限らない
ストーリーズ広告は最大で静止画の場合は5秒、動画の場合は15秒設定可能です。
しかし、ユーザーが魅力を感じないと、再生されてからすぐにスキップされてしまうケースもゼロではありません。
YOUTUBEなどの広告と異なり、Instagramのストーリーズ広告はスキップまでの秒数制限も無く、再生直後にスキップすることも可能です。
さらに、ストーリーズ広告が魅力的でないだけでなく問題がある・不快などのネガティブなイメージを持たれてしまうと、「広告を非表示にする」「広告を報告する」などのアクションを取られてしまうでしょう。
せっかく時間をいっぱい使ってストーリーズ広告を作っても、最後まで観てもらえなければ意味がありません。
拡散機能が無い
ストーリーズ広告には拡散機能が無いため、1人のユーザーがおすすめしたいと思っても他の人に伝える手段がありません。
Twitterのように、一部のユーザーから拡散して人気が広がっていくような「バズる」広告を打ち出したい場合、ストーリーズ広告は向いていないと言えるでしょう。
ストーリーズ広告はユーザーによって、どの広告が表示されるかはアルゴリズムによって異なります。
ユーザーに応じてぴったりの広告が表示されるというメリットがある一方、ユーザーが拡散することによって他のユーザーにもチェックしてもらえないというデメリットもあります。
ストーリーズ広告を作成するうえでのポイント
ここまでストーリーズ広告のメリット・デメリットなどについて解説しました。
ストーリーズ広告はうまく活用すれば、ターゲット層を絞った効果的な宣伝が可能です。
「初心者でストーリーズ広告をうまく作れるか不安……」という人は、以下の3つのポイントを意識しながら作成してみましょう。
冒頭を魅力的かつ分かりやすく作成する
先述したように、ストーリーズ広告は最大で15秒間まで設定できますが、スキップが簡単で必ずしも最後まで観てもらえるとは限りません。
ユーザーに最後まで観てもらうには、冒頭をいかに魅力的かつ分かりやすく作成するかが大切です。
反対に言うと、最初がつまらなければどれだけ尻上がりに面白くなる構成であっても観てもらえる可能性が低いということです。
重要なポイントやユーザーにとってのメリットなどは、ストーリーズ広告の冒頭に伝えましょう。
例えば「今購入すると〇割引き」「1週間限定でプレゼント配布中」など、ユーザーにとってお得な情報は、ストーリーズ広告の冒頭に表示することがおすすめです。
また、転職サイトや美容院など、何のサービスやお店なのかということがすぐに分かるように広告を作成することも大切です。
音声や動きを工夫する
Instagramのストーリーズ広告は、音声や動きを追加できます。
ストーリーズ広告が再生された瞬間に音声が聞こえる構成にすると、ユーザーの興味を惹きつけやすくなるでしょう。
また、静止画よりも動きのある広告の方が長く観てもらいやすい傾向にあります。
反対に、音や動きの無い動画は観ている側にとって退屈と感じられ、途中で離脱されたり最初からスキップされてしまう可能性が高いです。
ストーリーズ広告を作成する際には、ユーザー目線で「最初から興味を惹かれ、最後まで観たくなるような構成か」を意識しましょう。
テキストやCTAを駆使して適切なアクションを促す
ストーリーズ広告は音声や動きの他に、テキストやCTAも追加できます。
テキストのフォントやサイズは柔軟に変更できるので、トンマナや読みやすさを意識して設定しましょう。
フルスクリーン再生というストーリーズ広告のメリットを活かせば、キャッチコピーだけでなく商品の説明文も入力しやすいです。
商品を紹介したいのか、すぐに購入してほしいのかなど、目的が一目瞭然になるようなテキストを使ってください。
CTAとは「Call To Action」の頭文字で、その名の通りアクションを呼びかけるための文言を指します。
「詳しくはこちら」「上にスワイプ」「今すぐ購入」などが代表的なCTAです。
CTAは何を設定してもいいというわけではなく、目的に応じて適切なものを選ばなければなりません。
例えば知名度が高い企業の期間限定割引セールの場合は、ストーリーズ広告のCTAは「今すぐ購入」が効果的と言えるでしょう。
反対に、あまり知名度が無い企業がまずは自社について知ってほしいという場合は、「詳しくはこちら」が自然です。
ストーリーズ広告を作成する際は、広告の目的とユーザーのアクションを明確にしてから、適切なテキストやCTAを駆使しましょう。
まとめ
今回の記事では、「Instagramのストーリーズ広告で売上を伸ばしたい!知名度をアップさせたい!」という初心者向けに、Instagramのストーリーズ広告の基本情報やメリット・デメリット、作成のポイントなどを解説しました。
Instagramのストーリーズ広告とは、スライドショーのような24時間限定の投稿・ストーリーズの合間に表示される広告です。
日常の出来事を気軽にチェックしたいユーザーや、最新情報に敏感なユーザーなどにはストーリーズ広告が有効と言えるでしょう。
反対に、フィードしかチェックしないユーザーには気づかれにくいため注意してください。
また、ストーリーズ広告は冒頭が魅力的でない・分かりにくいと感じられると、最後まで観てもらえない可能性が高いです。
冒頭でユーザーの興味を惹きつけるような構成にし、音声やテキストなどを工夫して、最後までチェックしてもらえるストーリーズ広告を意識しましょう。