同じような意味合いで使われることが多い、インスタグラムのメンションとタグ付け。
二つの違いがわからずに利用している方は、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メンションとタグ付けの機能の違いや使い方、メリットについてご紹介します。
それぞれを利用する場面についても説明していますので、お読みいただければメンションとタグ付けを目的に合わせて上手に使い分けできます。
ぜひ、インスタグラムを利用する際の参考にしてくださいね。
メンションとは
メンションとは、投稿した画像や動画、キャプション内の文章に「＠ユーザーネーム」を付けることで、他ユーザーのアカウントを紐づけられる機能です。
フィード投稿・リール・ストーリーズでの利用が可能です。
「＠ユーザーネーム」のメンションをタップすると、ユーザーネームのプレビューが小さく表示され、再びタップすることで、プロフィールに移動できます。
また、自分が他ユーザーをメンションすると、相手にDMで通知が届き、投稿された内容がわかる仕組みになっています。
メンションを利用する場面
メンションを利用する場面は、他ユーザーについて取り上げるときや紹介したいとき、自分をアピールしたいときです。
たとえば、友人の誕生日のお祝いをしたいとき、プレゼントをもらった相手にお礼を伝えたいときに、ストーリーズで他ユーザーをメンションすることで気持ちを伝えられます。
また、フィード投稿やリールのキャプションに「＠自分のユーザーネーム」を付けると、まだフォロワーされていないユーザーからの導入が期待できます。
メンションのやり方
メンションは画像や動画、キャプションに「＠ユーザーネーム」を付けるだけで、簡単に投稿できます。
フィード投稿・リール・ストーリーズでのメンションのやり方をご紹介します。
フィード投稿でのメンションのやり方
- 投稿画面を開く
- 画像を選ぶ
- キャプションに「＠ユーザーネーム」を入力すると、候補が出てくるので選ぶ
※投稿を見ると「＠ユーザーネーム」が青文字になります。
青文字にならないと、メンションできていません。
その場合は「＠ユーザーネーム」の前に、スペース（空白）があるか確認しましょう。
リールでのメンションのやり方
- リール画面を開く
- 動画を作成する
- キャプションに「＠ユーザーネーム」を入力すると、候補が出てくるので選ぶ
※投稿を見ると「＠ユーザーネーム」が青文字になります。
青文字にならないと、メンションできていません。
その場合は「＠ユーザーネーム」の前に、スペース（空白）があるか確認しましょう。
ストーリーズでのメンションやり方
ストーリーズでのメンションは、テキストの文字入れとスタンプの二通りの方法があります。
どちらも簡単にメンションすることができます。
テキストの文字入れでのメンションのやり方
- ストーリーズ画面を開く
- 画像や動画を選ぶ
- 画面右上の「Aa」をタップする
- 「＠ユーザーネーム」を入力すると候補が出てくるので選ぶ
- 入力された文字のフォントや色を選ぶ
※入力後は、メンションの位置を好きな所に移動できます。
スタンプを使ってメンションするやり方
- ストーリーズ画面を開く
- 画像や動画を選ぶ
- 画面右上の「四角い顔マーク」をタップする
- 「＠メンション」スタンプを選ぶ
- 「＠ユーザーネーム」を入力すると候補が出てくるので選ぶ
- 入力された文字のフォントや色を選ぶ
※入力後は、メンションの位置を好きな所に移動できます。
タグ付けとは
タグ付けとは、投稿した画像や動画と他ユーザーを直接紐づけられる機能です。
フィード投稿・リールでの利用が可能です。
タグ付けはキャプションへの入力はできず、画像や動画に直接貼り付けることで利用できます。
投稿を見てもタグ付け自体は画面に表示されませんが、画像や動画をタップすると、ユーザーネームのプレビューが小さく表示されます。
そこを再びタップすると、ユーザーアカウントに移動します。
また、他ユーザーをタグ付けをすると、相手にDMで通知が届くようになっています。
タグ付けを利用する場面
タグ付けをする場面は、主に投稿の画像や動画に写っている他ユーザーの紹介をするときです。
たとえば、友達とカフェに行って画像をアップしたとき、お店や友達をタグ付けすることで、投稿を見た人に紹介することができます。
また、インスタグラムプロフィール画面の人型マークをタップすると、自分がタグ付けされた画像や動画が表示されます。
タグ付けのやり方
タグ付けは、画像や動画に簡単に貼り付けることができます。
フィード投稿・リールのタグを付ける方法をご紹介します。
フィード投稿でのタグ付けのやり方
- 投稿画面を開く
- 画像を選択し、「タグ付け」をタップする
- 画像をタップし、タグ付けしたいユーザーを検索する
リールでのタグ付けのやり方
- リール画面を開く
- 動画を作成し、「人物をタグ付け」をタップする
- 「タグを追加」をタップし、ユーザーを検索する
メンションとタグ付けの違い
メンションやタグ付けは、投稿した画像や動画にユーザーを紐づけられるという点では同じ意味合いを持ちますが、それぞれ機能が異なる部分があります。
メンションとタグ付けの違いを4つご紹介します。
１．ストーリーズでの貼り付け有無
メンションは、ストーリーズにユーザーを貼り付けることができます。
一方で、タグ付けはストーリーズでは利用できません。
しかし、画像や動画にユーザーを紐づけられるという点では、メンションもストーリーズも変わりはないと言えます。
そのため、ストーリーズにタグ付けしたい場合は、メンションを利用するのがいいでしょう。
２．ユーザーネームの表示の有無
メンションとタグ付けは、ユーザーネームの表示の有無が異なります。
メンションは、ストーリーズでの投稿の場合、画像や動画に「＠ユーザーネーム」が表示され、文字のフォントや色を選ぶことができます。
一方でタグ付けは、画像や動画をタップしなければ、ユーザーネームが表示されません。
画面をタップすることで、ユーザーのプレビューが小さく表示されます。
そのため、画面をタップすればタグ付けされたユーザーが見れるという機能を知らなければ、気付かずにスルーされてしまう可能性もあるのです。
３．貼り付けできる場所が違う
メンションとタグ付けでは、貼り付けできる場所が異なります。
メンションを利用するときは、フィード投稿・リールでのキャプションに「＠ユーザーネーム」を入力します。
そのため、画像や動画を見るのみで、キャプション内の文章を読まない人には認知されにくいでしょう。
一方で、しっかりと文章まで確認した、関心度の高いユーザーから認知される可能性は高いと言えます。
また、ストーリーズでは、画像や動画に「＠ユーザーネーム」が出るので、誰からも認知されやすいです。
タグ付けは、投稿された画像や動画に直接、他ユーザーを貼り付けします。
そこをタップすることでユーザーが表示されるので、キャプションの文章を読まない人にも認知されやすいです。
このようにメンションのフィード投稿・リールはキャプション内に、タグ付けは画像や動画に貼り付けられる点が異なります。
４．ひとつの投稿に紐づけられる数が違う
メンションとタグ付けでは、ひとつの投稿に紐づけられるユーザーの数が異なります。
メンションは1投稿につき10件、タグ付けは20件のユーザーを付けることができます。
メンションは投稿前の編集画面では、10件以上紐づけることが可能ですが、実際に反映されるのは最初の10件のみです。
そのため、タグ付けの方がより多くのユーザーを紐づけることができます。
ストーリーズでのメンションは、画像や動画に「＠ユーザーネーム」が表示されるので、多くのユーザーを付けると画面が見えにくいことがあります。
一方で、タグ付けは画面をタップしなければ、ユーザーネームが表示されることはありません。
多くのユーザーを紐づける場合は、タグ付けを利用するのも方法のひとつです。
メンションとタグ付けのメリット
メンションとタグ付けによってどのようなメリットがあるのか、具体的に説明します。
お店の宣伝効果がある
メンションとタグ付けによって、お店の宣伝効果が期待できます。
フォロワー以外の知らなかった人が、お店を知るきっかけになり、その人が気に入ってくれれば、さらに拡散される可能性があります。
たとえばカフェで写真をアップするときに、お店をメンション、タグ付けしてもらうことで
宣伝効果が期待できます。
多くのお客様がインスタグラムに投稿してくれるよう、POPを作成するのも方法のひとつです。
さらにメンションやタグ付けをしてくれた人にお店側からサービスがあると、投稿してくれるお客様も増えるでしょう。
このようにメンションとタグ付けを活用することで、お店をアピールできるのです。
リポスト機能でシェアできる
リポスト機能でシェアできるメリットがあります。
リポストとは、他ユーザーからメンションされた投稿を引用し、ストーリーズでシェアできる機能です。
Twitterのリツイート機能と似ています。
通常、投稿を作成するときは、画像や動画に装飾を付けたり、文章を入力したりなど手間がかかりますが、リポスト機能を使うことで投稿作成にかかる時間を減らせます。
また、他ユーザーの投稿なので、自らが宣伝しているわけではなく、口コミのような自然な宣伝効果も期待できるでしょう。
メンションされた投稿のリポストのやり方
- メンションされたDM通知を開き、ストーリーズに追加をタップする
- 投稿を編集して、アップする
※リポストすると、相手にDM通知が届きます。
まとめ
今回は、メンションとタグ付けの機能の違いや使い方、メリットをご紹介しました。
メンションは、フィード投稿・リール・ストーリーズで利用でき、画像や動画、キャプション内の文章に他ユーザーを貼り付けることができます。
タグ付けは、フィード投稿・リールのみに利用でき、画像や動画に直接ユーザーを貼り付けることができます。
この二つの違いは、貼り付けできる場所やユーザーネームの表示の有無、紐づけられる数です。
同じような意味合いで使われることが多く、メンション自体をタグ付けと呼ぶ人も多くいるため、混同してしまう人も多くいるのでしょう。
ストーリーズや投稿のキャプションにユーザーを貼り付けたいならメンション、画像や動画に直接ユーザーを貼り付けたいならタグ付けを選ぶと良いでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、メンションとタグ付けを上手に活用してくださいね。
