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Amazonビジネスレポートから改善の見つけ方とSEO対策

Amazonビジネスレポートから改善の見つけ方とSEO対策

ビジネスを成長させる最良の方法は、実用的なデータを使用することです。
Amazonでのビジネスにおいては、セラーセントラルに販売に関するデータが見られる「ビジネスレポート」というものがあります。

おそらく、全てのAmazon出品者はビジネスレポートを見たことがあるでしょう。
しかしながら、データ量が多い、見方がわからない、といったことで多くの出品者はビジネスレポートをあまり使わないままでいます。

重要な指標を提供してくれているビジネスレポートを活用せずに、Amazonビジネスにおけるキーになるデータを分析していないとしたら、Amazonでのビジネスチャンスを逃しているかもしれません。

本記事ではAmazonのビジネスレポートの見方と、それに基づいた改善策を見つける方法について説明します。

Amazonビジネスレポートとは

Amazon ビジネスレポートは、各出品者がAmazonでビジネスを展開する上で、分析すべき重要な指標に焦点を当てるためのデータを提供してくれます。
売上データのみならず、アクセス数やコンバージョン率なども確認できます。

レポートにあるすべてのデータを分析する必要はありません。まずは確実に押さえておくべきいくつかの重要な指標を把握しておきましょう。
ビジネスレポートは、セラーセントラルのメインタブ> [レポート]セクションからアクセスすることができます

>>FBAビジネスレポート – Amazonセラーセントラル

 

Amazonビジネスレポートの種類

Amazon、3種類のビジネスレポートを提供しています。

売上ダッシュボード

注文と販売の簡単なスナップショットが表示されます。
レポート内には、一定期間におけるパフォーマンスのデータを比較するのに役立つグラフが表示されています。このレポートを分析することは、直近の売上、販売数量、および平均注文額などを理解するための最も簡単な方法です。

日付別 売上 – トラフィック

このレポートは、カスタムの日付範囲、月次、週次、または日次で表示される販売データの合計かつ平均データを提供します。

ASIN別 詳細ページ 売上 – トラフィック

このレポートには、親レベルと子レベルの両方のASINデータが表示されます。
商品レベルで詳細なパフォーマンスレポートを分析できます。指定した日付範囲の商品別レポートの詳細レベルのデータを確認することができます。

追跡する必要のある指標

まずは、ビジネスレポートで表示することができる主な項目を確認しましょう。

注文商品売上
・注文された商品点数
・注文品目総数
・品目あたりの平均売上
・品目あたりの平均点数
・平均売価
・ページビュー
・セッション
・カートボックス獲得率
・注文商品のセッション率
・平均出品数

ビジネスレポートは、以上のようなAmazonビジネスに関連する様々な指標を確認することができます
しかし、Amazonビジネスを改善していくために、重要な項目に絞って日々追跡する場合、次の指標をおさえておいてください

1.注文された商品点数
2.注文商品売上
3.ページビュー
4.セッション
5.注文商品のセッション率(コンバージョン率)
6.カートボックス獲得率


それでは以下よりもう少し詳しく解説いたします。

注文された商品点数

顧客が注文した商品の総数が表示されます。

注文点数は、Amazonでの商品ランクに直接影響します。より多くの数量を販売していけば、検索結果で上位にランク付けされます。したがって、この数値を追跡し、注文された商品点数の推移を常にチェックを続け、評価をしていく必要があります。

注文商品売上

単純に各商品の価格に注文総数を掛けて計算されたものです。簡単に言えば純売上高を指します。

売上改善に結びつけるための見方

売上というものは、以下のような計算式が成り立つという見方ができます。

アクセス×転換率×客単価=売上

この計算式をAmazonの項目で置き換えてみると、

セッション×注文商品のセッション比率×平均単価=注文商品売上

という計算式が出来上がります。

注文商品売上は、単純に商品単価×注文数の結果だけではなく、ユーザーの行動から捉える必要があります。そのような視点でこの計算式にならって分析することが重要と言えます。

改善ポイント
セッションが低い場合
検索キーワード(SEO)対策・商品名・広告の見直しなど

注文商品のセッション率(コンバージョン率)が低い場合

商品画像の改善・商品情報の不足がないかなど

平均売価(客単価)が低い場合

セット品展開・複数購入キャンペーン促進など

セッション

セッションはまさに商品詳細ページのトラフィックを示します
一般的に、SEOまたはWebサイト分析の基本を理解している場合は、よく知るキーワードでしょう。
セッションは、特定の時間枠内での一連のユーザーの行動です。Amazonでも同じように考えます。

例えば、ユーザーがAmazonにアクセスし、複数の商品ページを表示し、次に異なるページを訪問するといった、Amazonにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動を、1つのセッションと見なします。
一定期間非アクティブになるとセッションの期限切れになります。

このセッションが低い場合は、その商品が買い物に来ているユーザーの興味を引き付けていないことを示しています
この現象が続いている場合、つまり多くの人が自社の商品に興味を持っていない場合は、考えられる理由を検討する必要があります。
そこで、商品ごとに直近のセッション数の推移を確認します。確認ポイントがいくつかあります。

  • 商品が適切なカテゴリに分類されているかどうかを確認する。
  • タイトルに関連するキーワードが含まれているかどうか。
  • 画像がAmazonのガイドラインに準拠しているかどうか。
  • 製品の価格を戦略的に設定することを検討する。

セッションの数値を見て、製品に必要な改善を加え、ページビューとセッションを拡大してください。

注文商品のセッション率(コンバージョン率)

注文商品のセッション率は、注文数とセッション数の比較になります。まさに、コンバージョン率ということになります。

例えば、50人のユーザーが訪れ、そのうち25人が注文したとします。
この場合、注文商品のセッション率は50%(25を50で割ったもの)です。5人のユーザーが訪れ、4人が注文した場合、注文セッションの割合は80%(4を5で割ったもの)となります。

改善ポイント
注文商品のセッション率が下がってきた時など、低迷していることに気がついた時、問題を修正するための措置を検討しましょう。
Amazonに買い物に来たユーザーに、商品を見てもらえてはいるが、注文に至っていない、ということです。
改善ポイントはいくつか考えられますが、例えば、
・自社商品が他の販売者よりも高いため、価格を下げてみる
・商品の説明に情報を追加したり、より多くの購入者にレビューを残すように促したりする
・商品画像を分かりやすく、サイズを適正にする
といった改善の必要がある場合があります。価格を下げる場合、同カテゴリーの上位商品や検索上位商品を確認し、一旦下げた後に比較しながらゆっくりと価格を上げて、利益を増やすといった方法もあります。

カートボックス獲得率

カートボックス獲得率は、Amazonユーザーがその商品の詳細ページを開いた回数のうち、自社の商品がカートボックスに表示された回数の率を示しています。
これは同じ商品を競合他社がAmazonに出品している場合に、特に影響してくる指標になります。

例えば、カートボックス獲得率が100%あれば、必ず自社の商品がカートボックスに表示されていますが、60%であれば、残り40%は他社が表示されており、その40%分のユーザーを取り逃がしてしまっているということになります。

カートボックス獲得率が高い場合は、とても良い傾向であり、売り上げとランキングにも良い影響があります。
しかし、カートボックス獲得率が低い場合は、別の出品者に取られてしまっており、売り上げとページビューの影響に直結します。

改善ポイント
カートボックス獲得率が低い場合や下がってきた場合は、商品の在庫が切れたときか、競合他社に価格やポイント付与、送料などで自社の設定条件が他社よりも劣っていることが起こっています。
カートボックスの表示を維持するために、それらを最適化および調整することを検討してください。

AmazonのSEO対策

上記では、ビジネスレポートの見方とそこから改善点を見つけ出すポイントを解説いたしました。
いくつか自社の状況と照らし合わせて、思い当たる部分もあったかと思います。ぜひビジネスレポートを活用して改善に取り組んでみてください。

ここからは、SEO視点からの改善点を解説いたします。
数え切れないほどの商品が出品指定るAmazonでは「見つけてもらう」ことが難しくかつ重要と言えます。レポートからの改善と合わせて取り組むことで、より注文数を増やしていける運用が可能になると思われます。

Amazon SEOにおいて、キーワード観点から取り組みが可能な項目は、以下の4点です

①商品名(商品タイトル)
②商品仕様(箇条書き)
③商品説明
④検索キーワード

①商品名(商品タイトル)

Amazon SEOの最も重要な項目は商品名です。
基本的に各社、自社商品に最も関連性のあるキーワードを商品名のところに入れていきます

商品名を最適化するポイントは以下の通りです。

・自社のブランド名を入れる
・その商品が何をするかについての説明を含ませる
・特定の成分または重要な材料に言及する
・商品の色を入れる
・商品のサイズを明確にする
・商品のサイズや容量、数量などを入れる

ご注意いただきたいのは、商品名にキーワードをただ詰め込むことは避けてください
自然に読めないタイトルが出来てしまうリスクがあり、スパムと捉えられて逆効果になる可能性があります。

②③商品仕様(箇条書き)・商品説明

こちらの部分は、元々は訪れたユーザーに自社の商品をしっかり理解してもらうために活用できるところです。そしてもちろん、ここにも最も重要なキーワードを含める必要があります。

商品説明については、純粋に販売の観点から、読みやすい文章で、自然で説得力のあるものにするように努めてください。これはキーワードやSEO対策の前に、ユーザーが購入にいたるように導くことが主の目的となる部分だからです。

箇条書きについても同様です。
箇条書きは読みやすく、すばやく読んで理解できるように工夫します。表示位置が上部の方にあるため、訪れたユーザーはこの領域を優先的に確認します。商品の利点についてユーザーに伝え、成分やサイズなどの重要な情報を含めます

そして、自然な書き方でこれらの箇条書きの中に、関連するキーワードを含ませてください。競合他社のページを参考にしたり見比べてみるながら、取り組んでみましょう。

④検索キーワード

検索キーワードは基本的に非表示のキーワードです。セラーセントラルの商品編集の中にその項目があります。

この機能は、特定の商品がサイト上の特定のキーワードをターゲットにしていることをAmazonのアルゴリズムに伝えることです。

検索エンジンのSEOで例えると、ウェブページの内容をGoogleに伝えるメタタグのようなバックエンドキーワードと同様の役割と考えてください。検索エンジンが特定の情報を検索しているユーザーにページを表示するかどうかを判断するのに役立ちます。

検索キーワードを入力できるフィールドは文字数の制限があります。制限を超えるとインデックスに登録されなくなる場合があるので、確認しながら入力してください。

検索キーワードをうまく活用するためのポイントを挙げます。

・同じ言葉を繰り返さない
・同じ単語のバリエーションを多くし過ぎない
・カンマは無視される
・スペルや類義語のバリエーションを含める

Amazonのコンバージョン率(=注文商品のセッション率)

価格と密接に関連しているため、商品のコンバージョン率(注文商品のセッション率)は、検索ランキングにおけるもう1つの非常に重要なパフォーマンス要因ともいえます。
残念ながら、自分のeコマースサイトの分析と同じようにAmazonの分析内容にアクセスすることはできないため、コンバージョン率が確実にどのように比較されているのかを知ることはできません。

コンバージョンデータ(注文商品のセッション率)の確認は前述したビジネスレポートを常に確認する必要があります。
コンバージョン率が低迷している場合は、検索ランキングからの視点からは、以下のような取組が考えられます。

パフォーマンス関連のAmazonランキングファクター

AmazonのSEOは、キーワード以外の考慮事項が関係するため、パフォーマンス要因を直接制御するのは難しいとは言えます。それでも、Amazon SEOを最適化するためにには理解しておくことが重要です。

商品の価格

言うまでもなく商品価格は、Amazonのコンバージョン率と注文数に大きく影響します。Amazonでの販売価格が、自社商品と同様の商品を販売している競合他社と比較して競争力がある場合、コンバージョン率はプラスの影響を受けるはずです。

見落とされがちなこの側面の1つは、Amazonの同じカテゴリの同様の商品と価格がどのように比較されるかです。

同じカテゴリの多くの商品があなたの商品よりも安い価格で販売されている場合、2つのことが起こる可能性があります。

  • 競合他社より多く売れることはない
  • Amazonのアルゴリズムは、自社の商品が他の商品ほど売れない可能性が高いと事前に判断する

簡単に言うと、どちらの場合も、類似商品に比べて価格が高いと、Amazonの検索ランキングが低くなる可能性が高まります。競合他社が行っていることを注意深く比較し、それに応じて競争力のある価格を設定することが重要です。

商品画像

一般的なeコマースなどで、高品質の画像を使っている商品は、高いコンバージョン率を示している傾向にあります。同じ原則がAmazonの商品ページにも当てはまります。

Amazon自体は、セラーセントラル製品画像ガイドラインで大きな画像を推奨しています。

画像は、高さまたは幅のいずれかで1,000ピクセル以上である必要があります。この最小サイズ要件により、Webサイトのズーム機能が有効になります。ズームは売り上げを伸ばすことが証明されています。ファイルの最小値は、最長辺が500ピクセルです。

これらのガイドラインに従った高品質の画像をアップロードし、自社商品が検索結果の後ろの方に追いやられてコンバージョン率が低下しないように対策をします。
そして、これらの最適化によってコンバージョン率が上がると、Amazonの検索結果のランキングが向上するという影響もあると考えられます。

商品レビュー

商品レビューを見るユーザーの多くは、知人からの推奨と同等レベルで信頼していると言われています。そして、Amazonのアルゴリズムに影響を与えるもう1つのパフォーマンス関連の要因であると言っても過言ではありません。

例えば、Amazonの検索結果と多くのレビューがある商品の相関関係に注目してください。
幅広いキーワードで上位にランク付けされている製品は、一般に、検索結果ページの下位にある商品よりも多くのレビューと高いレビューがあります。

Amazon内のそのような動向を見ている限り、ビューが増えるとクリック率に影響があり、売り上げが増える可能性があり、それがサイトの全体的なランキングに影響を与えると結論付けることができます。もちろん、Amazonは最近、より良い整合性を確保するために偽のレビューを取り締まっているので、不正はしないでください。

より多くのユーザーにAmazonの商品ページにレビューを残してもらいたい場合、購入後のユーザーにフォローアップのリマインダーメールを送信して、購入したばかりの商品のレビューを残すように依頼します。

まとめ

今回はAmazonでのビジネスを成功に導くための改善策について、ビジネスレポートの分析からの改善とSEO対策からの改善を解説いたしました。

売上の分析要因となる指標はさまざまあり、各社独自の重要項目もありつつ、上記に説明した、特に注文商品のセッション率などをAmazonの特徴に合わせて分析、対策を継続していくことが重要です。

Amazon広告の基礎についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
>>関連記事:「アマゾン広告基礎ガイド」Amazonの3つのスポンサー広告概要

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