筆者は”カヒカゼ”のシュリという名前でフォロワー数0→14万人まで増やした
TikTokアカウントを運用した経験があります。
今回は、そんな筆者がTikTokを見てきたなかで企業のTikTokを用いたマーケティング活用方法について解説させていただきます。
https://vt.tiktok.com/ZSeSqBGYR/
「TikTokの企業アカウントとは何?」
「TikTokを用いたマーケティング方法が知りたい!」
「企業の成功事例を教えてほしい!」
この記事はこういった悩みを抱えている方に向けて書いています。
この記事を読んでいただければ、TikTokの企業アカウントとは何なのか?企業アカウントの活用方法や実際に行われた企業の成功事例について理解できるようになります。
では早速、TikTokの企業アカウントについて解説させていただきます。
TikTokの企業アカウントって何?
TikTokの企業アカウントとは、企業が公式に運営するTikTokアカウントのことを指します。
企業アカウントは一般のアカウントと同じように、簡単にアカウントの設定を行うことができ、TikTokを用いたマーケティング活用することができます。
TikTokの大きな特徴として、ショートムービーを用いることでユーザーに短い時間でインパクトを与え、商品やサービスのPRや宣伝することができます。
筆者もTikTokを見てきた経験から、TikTokで上手く宣伝することができれば一気に認知を拡大することができます。
企業アカウントの作成方法
まず、企業アカウントの設定方法について解説させていただきます。
TikTokの企業アカウントの作成方法は以下の3ステップで作成することができます。
2 各種アカウントと連携してログインする
3 生年月日とメールアドレスまたは電話番号を登録する
以上の手順で行うとTikTokでのアカウントが作成できます。
簡単に作成することができるのでこれからアカウントを作成しようと思っている方は、上記の手順で行ってみて下さい。
TikTokを用いたマーケティング活用方法
TikTokを用いたマーケティング活用方法を以下の4つのポイントで解説させて頂きます。
・ゴールまでに必要なプロセスを考える
・ターゲット選定した層に刺さる動画を投稿する
・ユーザー参加型コンテンツを作成する
最終的なゴールを決めておく
まず初めに、最終的なゴールを決めておきましょう。
TikTokマーケティングを始めるにあたって、まずは最終的なゴールである目標値(KGI)を設定することが大切になります。
目標値は企業目標を達成するための指標になるためです。例として、「売り上げ50%アップ」「売り上げ70%アップ」などが挙げられます。
この目標値を設定する上で大切なのが数値として具体的な目標値にすることです。
目標値(KGI)やこの後紹介するプロセス(KPI)も具体的な数値を使いましょう。
効果分析を行うには、具体的な数値がないと「良くなっているのか」「悪くなっているのか」かが判断することができないので、数値での目標設定をすることが重要になります。
マーケティングを行うにあたって施策の分析をするのが1番重要です。
ゴールまでに必要なプロセスを考える
次に、先ほど決めたゴール、つまり目標値を達成するためにどうすれば達成できるかというプロセス(KPI)を考えていきましょう。
例えば、「売り上げ50%アップ」を達成するためには、このようなKPIになるかもしれません。
・リピーターを2倍アップさせる
TikTokマーケティングに落とし込んだ場合どのようなことを考えるべきでしょうか?
「売り上げ50%アップ」を達成するために、「特定の商品の売り上げを2倍アップ」させるためには、商品のことをよく理解してもらう必要があると考えるかもしれません。
TikTokを活用して商品をうまく請求することをKPIとして考える場合に、自社のクリエイティブをより多くのユーザーに届けることが必要になります。
つまり、「視聴率数」「エンゲージメント率」が具体的なKPIとなります。
このように、まずはゴールである目標値(KGI)を決め、それを達成するためのプロセス(KPI)を考えることが重要になります。ゴールから逆算して考え、数値として明確化し「売り上げを50%アップ」を達成するためにTikTokにマーケティングの場合、「視聴率数」などにたどり着きます。
TikTokを活用してマーケティングを行う上でこのように逆算的に考え、しっかりと分析が行えるよう数値として考えましょう。
筆者の場合
筆者がTikTokを初めてまもない頃、フォロワー数は1000人も満たない状態でした。1000人も満たない頃、目標値を「3ヶ月でフォロワー数3万人増加」に設定しました。3ヶ月でフォロワー数3万人増加ということは、当時1000人も満たないフォロワー数でしたので、3ヶ月後にフォロワー数約3万人達成するということになります。
3ヶ月でフォロワー数3万人達成するためにまず考えるべきことは、3万人という大きな課題を砕いて小さくすることです。3ヶ月で3万人ということは、1ヶ月で1万人→1週間で2500人→1日で357人フォロワー数が増やえるペースで行くと3ヶ月後には目標値であるフォロワー数3万人に達成することになります。
このように逆算で考え、大きな課題から小さな課題に砕いていくと、1日や1週間でフォロワー数の増減が分かるので、数値の分析もしやすくより現実性が見えてきます。
そして、1日357人、1週間2500人フォロワーを増やすためには、「視聴回数を増やす」ことになります。
なので、過去の動画で視聴回数が多いのはどの動画か、フォローしてもらえる確率が高いのはどの動画かなど視聴回数を増やすために、数値で分かりやすくし、視聴回数が増えるために動画作りを意識しておりました。
ターゲット選定した層に刺さる動画を投稿する
次に、実際に動画を投稿するにあたってターゲット選定した層に刺さる動画を投稿することが重要になります。
TikTokのメインユーザーは10代〜20代の若者であるため、それを加味した上でどういったユーザー層にアプローチしていくかを考えなければなりません。
そして、ターゲットに設定した層のユーザーとマッチしたコンテンツを作成することを心がけましょう。
簡単にマネできるダンス動画などは多くのユーザーが真似をして動画を投稿してくれるので、大きな拡散効果が狙えます。
ユーザー参加型コンテンツを作成する
TikTokで効果を得やすいものにユーザー参加型のコンテンツがあります。
「ハッシュタグチャレンジ」や「真似しやすいダンス動画」のようなユーザーが参加しやすいコンテンツを作成することで拡散効果がより高まり商品やサービスを認知してもらいやすくなります。
認知してもらいたい商品やサービスから逆算して、ユーザーが参加できるのはどういったキャンペーンかを考えていきましょう。
実際に行われた企業の成功事例5選
この章では実際にTikTokを用いて企業が行ったマーケティング成功事例について紹介させていただきます。
TikTokで実際にバズり、上手く活用したものを紹介いたしますので、是非参考にしてみて下さい。
紹介いたし成功事例は下記の5つになります。
・東京カレンダー
・キレイモ
・ウルトラジャパン
・映画『えんとつ町のプペル』
順を追って解説させていただきます。
コカ・コーラ
コカ・コーラは「#リボンでありがとう」というハッシュタグを用いて、動画投稿を促すキャンペーンを実施しました。
QUOカードの景品が当たることや審査で選出された動画は渋谷の屋外ビジョンで放映されるといった豪華な特典を用意したことで、話題となり多くの方が「#リボンでありがとう」を付けて動画を投稿しました。
これによりさらに認知が広がりTikTokを活用したマーケティングに成功しました。
東京カレンダー
@tokyocalendar シーズン11 第1話 #東京カレンダー ♬ オリジナル楽曲 – 東京カレンダーTikTok
東京カレンダーは企業の多くが若者をターゲットにしているなか、大学生から社会人に向けての動画を配信しており「#東カレグルメ」というハッシュタグを用いて、ショートドラマを公開しました。
コンテンツはターゲットに合わせて大人っぽいショートドラマを配信しております。
東京カレンダーのコンテンツでは「港区おじさん」「港区女子」「オーガニック女子」などの個性的なキャラクターを作ることで、TikTokユーザーから人気を得ました。個性的な都会で生きる大人たちが、実際に存在する飲食店を舞台に互いにしのぎを削り合う様子をリアルに映し出しています。
ショートドラマ公開前には東京カレンダーでも取り上げた人気レストランの予約権をプレゼントする「東京カレチャレンジ」も実施し、ターゲットとコンテンツを上手く合わせたSNSマーケティングになります。
@kahikaze 「初対面失礼すぎるやつ」@shuri0013 @junks513 #カヒカゼ#カヒカゼしか勝たん ♬ オリジナル楽曲 – カヒカゼ【KAHIKAZE】
上記の動画は筆者が運用していたアカウントの「初対面失礼すぎるやつ」という動画になります。
こちらの動画は挙動不審なオタクが初対面では絶対に言わないであろう言葉を投げかけるという内容になります。
筆者も動画でのインパクトのあるキャラクター作りというのは意識して動画を作成しておりました。
動画でのインパクトのあるキャラクターを作り出すことは、企業が行うマーケティング活用でも同様、動画をバズらせるためにキャラクター作りというのは重要なポイントになります。
キレイモ
@kireimo_official #キレイモいいね割チャレンジ@naomiwatanabe ♬ きゅんです!KIREIMO Special ver. – まつり
脱毛サロンのキレイモでは、渡辺直美さんを起用したTikTokマーケティングで話題となりました。TikTokを活用する場合、多くのターゲットにリーチすることが大切であり、「好感度」や「認知度」の高さも指標になります。
企業が独自でフォロワーを伸ばしていくのは難易度が高くなります。そこでキレイモは渡辺直美さんのような影響力の高い方を広告で起用することで、一気に多くのユーザーに認知してもらうことに成功しました。
インフルエンサーを起用することで、一気に認知度が獲得でき、好感度の高い方を起用すれば、そのまま宣伝したい商品やサービスも好感度が上がります。
ウルトラジャパン
音楽フェスティバル「ウルトラジャパン」では、フェスに登場するダンスグループ「CYBER JAPAN DANCERS」を起用し、TikTokからプロモーション動画を配信するなどして、開催前からTikTokを活用したプロモーションを行いました。
また、TikTokユーザーがウルトラジャパンの公式楽曲を使用したダンス動画を投稿し、その中から選ばれた人が当日のチケットやイベントTシャツを貰えるというキャンペーンも行いました。
さらに、フェスの当日は会場にTikTok用の動画を投稿できるブースを用意するなどして、フェスの開催前から当日までTikTokをフル活用しました。
映画『えんとつ町のプペル』
@poupellemovie ♬ オリジナル楽曲 – 【公式】『映画 えんとつ町のプペル』
映画『えんとつ町のプペル』では、映画の公開を記念してオープニング主題歌を楽曲として使用し動画を投稿したユーザーの中から、抽選で5名の方に原作者のサイン入りシナリオ本をプレゼントするというキャンペーンを実施しました。
キャンペーンを行う前まで、映画の宣伝でTikTokを活用した例はほとんどなく、斬新なプロモーションとなり多くの反響を呼びました。
TikTokのキャンペーンは、ユーザーの投稿自体が宣伝となるため、映画公開に合わせてキャンペーンを行うことで作品を多くの方に認知してもらうことに成功しました。
インフルエンサーを起用しよう
企業がTikTokを活用したマーケティングを行っていく中でインフルエンサーを起用することも大切になってきます。
この章では、実際に企業が行ったインフルエンサーを活用した下記の2つの例と重要なポイントについて解説させて頂きます。
・インフルエンサーなら誰でもいい訳ではない
・渡辺直美さん
・莉子さん
インフルエンサーなら誰でもいい訳ではない
インフルエンサーを起用する上で誰でもいい訳ではなく、自社のターゲット選定した層のフォロワーを持つインフルエンサーを起用しなければならないということです。
リーチを高めていくには、インフルエンサーを起用することが有効であることはお分かりいただけたかと思います。TikTokでいくらフォロワーが多い方を起用したとしても、自社が宣伝したい層とマッチしなければ効果が薄れてしまう可能性があります。
TikTokマーケティングではターゲットを明確にすることが必要になります。
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください
インフルエンサーを起用することは、TikTokを活用しマーケティングを行う上では非常に有効的な施策です。しかし自社がアプローチしたい層とマッチしているかを見極めることが非常に重要なポイントになります。
渡辺直美さん
参考元:https://vt.tiktok.com/ZSeytaPHH/
キレイモの事例でも紹介した渡辺直美さんもフォロワー数100万人以上いるTikTokerの1人なのです。
渡辺直美さんのTikTokでは、個性溢れるキャラでおもしろネタ系の動画などたくさんの人を楽しませる内容で人気があります。
渡辺直美さんを起用することで、ユーザーにインパクトを残しやすいというメリットがあり、テレビやモデルなど幅広い活動をされている方なので、フォロワーの年齢層も幅広く10代〜20代の若者から中高年や男女関係なくあらゆる層へのリーチがしやすいという点が挙げられます。
莉子さん
参考元:https://vt.tiktok.com/ZSeytf53f/
莉子さんは、女子高生を中心に10代の層のフォロワーが多くフォロワー数130万を誇るTikTokerの方です。
莉子さんは、コカ・コーラが「#リボンでありがとうチャレンジ」というキャンペーンを実施しており、そのコラボ企画として「リボンでありがとう」の楽曲を使って動画を投稿してもらうという施策を行っていました。
この事例では、莉子さんのフォロワー層である女子高生を中心に拡散を行いました。
TikTokは真似っこ動画が流行りやすい特徴があり、莉子さんの事例のようなインフルエンサーを起用することでお手本ができ、それを見た一般のユーザーがコンテンツを投稿しやすくなるというメリットがあります。
このキャンペーンでは莉子さんを起用したことで、多くのユーザーに拡散することができ、コカ・コーラの宣伝に繋げ成功した事例になります。
まとめ
最後まで読んで下さりありがとうございます。
この記事では、
・企業アカウントについて
・企業アカウントの作成方法
・企業の成功事例
・TikTokを用いたマーケティングの活用方法
・インフルエンサーの活用事例、注意するべきポイント
について解説させていただきました。
2章で解説した、ターゲット選定した層に刺さる動画を投稿するということを筆者も心がけて動画を投稿しておりました。ターゲットが曖昧な動画だと無難な動画になってしまい誰にも刺さらない動画になってしまいます。
下記の記事でターゲット選定について詳しく解説しておりますので、ぜひ見てみてください!
インフルエンサーを起用する上でも、アプローチしたい層とマッチしているかは非常に重要になります。
誰に向けての動画なのかを明確にし、その層に向けて刺さる動画を作成しましょう。