「SNS広告をやってみたいけど、TikTokとインスタの違いがわからない」という方も多いのではないでしょうか。TikTokとインスタでは、ターゲットが大きく異なります。TikTokは若年層、インスタは女性が多く利用しているため、それぞれ広告の使い分けが必要です。
本記事では、TikTok広告とインスタ広告の違いについて解説します。またTikTok広告には複数の種類があるため、ぜひ参考にしてください。
TikTok広告とは?
TikTokは全世界10億人超に利用されているSNSで、エンターテイメント性の高いショート動画を投稿できます。また、他のSNSよりも視聴者は親しみやすく、共感されやすいアプリのひとつです。
またTikTokはGoogleが実施した「Google Play ベスト オブ 2018 日本版」のエンターテイメント部門でベストアプリを獲得しました。そのため、TikTokは日本においても人気の高いSNSだといます。
TikTok広告とインスタ広告の違い
TikTokとインスタでは、ターゲット層が大きく異なります。
総務省が行った「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、TikTokは10代の利用者が57.7%と圧倒的に高く、次いで20代が28.6%という結果でした。
また、Instagramの利用率は女性が49.4%、男性が35.3%となり、14.1ポイントの差で女性ユーザーが多いことが分かります。
このようにTikTokは若年層の利用者が多く、Instagramは女性に支持されているSNSだといえるでしょう。
出典:総務省 | 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
TikTok広告の種類
TikTok広告は大きく分けると、純広告と運用型広告と呼ばれる2種類の広告タイプに分かれます。また、純広告と運用型広告のなかにも複数の種類があるので順番にご紹介しましょう。
純広告
純広告は、決まった場所に一定期間表示される広告です。純広告はアプリ起動時に全画面表示されるので、ユーザーの目に止まりやすい特徴があります。ただし、広告枠に限りがあるため、出稿できる枠が少ないというデメリットがあるので注意しましょう。
TopView
TopViewは、アプリを起動したときに全画面表示される動画広告枠です。最大60秒間表示が可能で、訴求力が高く、外部サイトやアプリ内のページへ遷移できます。
ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジは、認知を高めるために有効な広告です。ハッシュタグチャレンジはユーザー自身が拡散してくれるので広告感が薄く、嫌悪感を抱かれにくいメリットがあります。
運用型広告
運用型広告は広告費が安いメリットがあります。しかし、ユーザーに関心がなければスキップされる可能性があるため注意は必要です。
インフィード広告
インフィード広告とは、通常投稿の間に表示される広告枠です。訴求力が高く、最大60秒の全画面表示がされるため、ピンポイントにユーザーへの配信ができます。通常の投稿になじんでいるため、広告感を与えない特徴があります。
TikTokと他のSNS広告の長さの目安
TikTok(ティックトック)広告の最適な長さ
TikTok広告は、21秒から34秒以内におさめるのが最適だとされています。
TikTokの公式サイトによると、動画広告を21秒から34秒の間に収めることで、その時間枠を満たさない動画よりもコンバージョンが280%上昇する結果が出ました。そのため、TikTok広告は、21秒から34秒以内の短い動画に収める方が良いでしょう。
出典:【公式】TikTok For Business | コンバージョン率が最大300%以上にまでアップ:広告効果を高めたクリエイティブのヒント
TikTok広告の長さについては『TikTok広告の最適な秒数は?目安時間と運用ポイントを徹底解説』という記事をご覧ください。
Instagram(インスタグラム)広告の最適な長さ
Instagram広告は最大2分までの動画を配信できます。
ただし、ユーザーが興味をもつのはテンポの良い短い動画です。そのため、広告は最初の15秒以内に収めるようにしましょう。
Facebook(フェイスブック)広告の最適な長さ
Facebook広告は最大2時間までの動画を出稿できます。ただし、長すぎる動画は途中で離脱される可能性があるため、動画の長さは短くしましょう。
ユーザーが興味をもつのは短い動画のため、15秒程度が望ましいとされます。
LINE(ライン)広告の最適な長さ
LINE広告は最大10分までの動画を出稿できます。
LINE広告では最初の3秒が非常に重要です。LINE広告の公式サイトによると3秒到達率が高い動画は、より配信効果が出やすいとされています。
出典:【LINE広告】クリエイティブの基本│静止画と動画について
Twitter(ツイッター)広告の最適な長さ
Twitter広告は最大10分までの動画を出稿できます。ただし、Twitter広告も同じく2分以上の動画はエンゲージメントが大幅に下がる傾向があるため、動画の長さは15秒以下を目安にしましょう。
TikTok広告とインスタ広告の費用
つぎはTikTokとインスタの広告費用についてです。
TikTok広告は出稿方法によって、金額が大きく変わりますが、最低42万円~が相場で最高は1000万円以上とされています。またインスタ広告もTikTok広告と同じく、出稿の種類で金額は変わりますが、1ヶ月の出稿料金は10万円くらいが相場だとされています。
TikTokとインスタではターゲットが異なるため、自社のサービスに適したSNS広告を見極めましょう。
まとめ
TikTokとインスタでは、利用者層が異なります。TikTokは10代~20代の若者に利用されており、インスタは女性が多く活用しています。
TikTok広告は他のSNS広告と比較すれば最低出稿料金は高いですが、若年層にリーチするならば有効な手段です。TikTokとインスタの使い分けを行って、SNS広告を活用しましょう。
TikTok広告の費用については『【完全版】TikTok広告の費用は?費用相場や成功事例まで分かりやすく解説!』という記事をご覧ください。