Instagramの運用をしていると、
「発見タブって何?」
「何をしたら発見タブに投稿が載るの?」
「発見タブに投稿が載るメリットって何?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
発見タブに表示させることで、数多くのユーザーに自社のInstagramアカウントを知ってもらうことができます。
この記事では、「Instagramの発見タブとは何か」「発見タブに載るための方法やアルゴリズム」について解説していきます。
Instagramの「発見タブ」とは?
Instagramの「発見タブ」とは、アプリを開いて画面左下にある虫眼鏡マークをタップし、閲覧することのできる画面です。基本的には、自分がフォローしていないアカウントによる、フィード投稿やリール投稿が表示されます。
発見タブでは、Instagramの独自のアルゴリズムによってひとりひとりにパーソナライズされた投稿が「おすすめ投稿」としてレコメンドされ表示されます。具体的には、過去にユーザーが閲覧やいいね!、保存などのアクションを起こした投稿から、Instagramが興味・関心を推測し、関連のある投稿を「発見タブ」に表示させています。
「発見タブ」に投稿が表示されるメリット3選!
「発見タブ」に投稿が表示されるメリットはいくつかあり、Instagram運用において集客を行う上ではとても重要です。ここからは発見タブに投稿が表示されるメリット3選について、解説していきます。
- 新しいユーザーやのリーチができる
- インプレッションやエンゲージメント率が上がる
- Instagramの投稿をきっかけに商品を購入したことのあるユーザーが多い
新しいユーザーやのリーチができる
これまでに解説したように、発見タブにはInstagram独自のアルゴリズムによってユーザーの興味・関心のある投稿が表示されます。
企業がInstagram運用を行う上では、この「発見タブ」に載ることで自社の商品やサービスに興味を持ちやすいユーザーへとリーチすることが可能となります。発見タブからみてくれるユーザーは、検索で探しても見つからなかったユーザーや潜在的に自社に興味・関心のあるユーザーとなります。そのため、「発見タブ」に載ることで新しいユーザーに効率よくリーチすることが可能となります。
また、いきなり購入までは繋がらなくとも新しくフォローしてもらえたり、リーチが伸びるほどさらに多くのユーザーの「発見タブ」に表示させることが可能となります。
Instagramのアルゴリズムについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプレッションやエンゲージメント率が上がる
発見タブに自社の投稿が表示され、もしその投稿がユーザーが欲しい情報として興味を持った場合、いいね!やコメント、保存などアクションを起こします。
発見タブではInstagram独自のアルゴリズムにより、興味を持っているユーザーへとリーチしやすくなっているので、投稿のクオリティやファーストビューの魅力度を上げることで、エンゲージメント率を上げることができます。エンゲージメント率が高い投稿は、アルゴリズムによって評価され、バズる可能性が高くなります。
つまり、発見タブに自社の投稿が載ることで、多くのユーザーからのインプレッションやファン獲得を期待することができます。
また、Instagramのインサイトを確認すれば、どれくらい外部からのリーチ数があったのかを確認することが可能です。
Instagramの投稿をきっかけに商品を購入したことのあるユーザーが多い
株式会社ホットリンクの「Instagramの利用動向に関する調査」によると、「約46%がInstagramの投稿を見たことがきっかけで商品を購入した経験がある」と回答していることがわかります。
Instagramからの直接の購買だけでなく、指名検索を行いECサイトから購入した人も数多くいます。この結果から、発見タブで自社の商品やサービスをできるだけ多くのユーザーへとリーチし認知・関心を高めることで、Instagramからの購買にも繋げることが可能となります。
「発見タブ」に投稿を表示させる方法
ここからは、実際に「発見タブ」に投稿を表示させる方法について解説していきます。発見タブに投稿を表示させるには、以下の3つの方法が効果的です。
- 保存数の伸びる投稿を作成する
- 投稿するジャンルを統一する
- ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取る
1. 保存数の伸びる投稿を作成する
発見タブに投稿を表示させる方法の1つ目は、保存数の伸びる投稿を作成することです。
Instagramの独自のアルゴリズムによって、人気のある投稿は発見タブに乗りやすくなっています。人気のある投稿とは、具体的に保存率の高い投稿です。保存数がInstagramのアルゴリズムの中で最も重要な指標となっています。
保存率とは、「保存数 / リーチ数 × 100」で計算することができ、投稿がリーチしたアカウントのうちどれくらいのユーザーが保存したかを表す指標です。保存率が3%を超えることができれば、良い投稿として認識されやすく発見タブに載る可能性が高くなります。
2.投稿するジャンルを統一する
発見タブに投稿を表示させる方法の2つ目は、投稿するジャンルを統一することです。発見タブには、ユーザーの興味・関心に合わせてパーソナライズされた投稿が表示されます。
そのため、Instagramのアルゴリズムに評価されやすくするには、「このアカウントは〇〇に特化した投稿を行う」と認知させる必要があります。
例えば、料理系の投稿をするアカウントの場合、料理の作り方や時短料理などについて投稿を行うと思います。その場合、Instagramでこのアカウントは「料理」に特化した投稿を行うアカウントと認識されるため、料理に興味のあるユーザーの発見タブに載りやすくなります。
そのため、アカウント設計を行う際に必ずどのジャンルの投稿を行うアカウントなのか、軸を決めておく必要があります。
3.ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取る
発見タブに投稿を表示させる方法の3つ目は、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取ることです。ユーザーとのコミュニケーションが多くなると、Instagramのアルゴリズムによって活発なアカウントであると評価されやすくなります。
具体的にユーザーとコミュニケーションを取る方法は、
- ストーリーズでアンケートや質問募集などを設置する
- フォロワーの投稿へいいね!やコメントを残す
- 自社の投稿にコメントがきたら返信をする
などが挙げられます。積極的にユーザーとコミュニケーションを取り、距離を縮めていきましょう。
「発見タブ」に投稿が載らない場合に確認すべきこと
発見タブに投稿がなかなか載らない場合には以下の3点について確認してみてください。
- 目を惹く投稿かどうか
- 保存を促しているかどうか
- コンテンツの質
1.目を惹く投稿かどうか
発見タブに投稿が載らない場合は、その投稿が目を惹く投稿になっているかどうかを確認しましょう。
発見タブに表示されている投稿はデザインが整っていて、何を伝えたい投稿なのか明確です。まずは、他の投稿に埋もれないようなファーストビューを作成してみましょう。
どのようなデザインにしたらいいのか、文言はどうしたら効果的なのかがわからない方は、発見タブに掲載されている投稿を参考にしてみましょう。
文字を読みやすいように大きくし、目を惹く文言(「初心者必見」や「3選」など)を入れるだけでも反応率は大きく変わります。
2.保存を促しているかどうか
発見タブに投稿を表示させるためには、保存率を高める必要があることはこれまでに解説してきました。ですが、ただ闇雲に投稿するだけでは保存数は思うように伸びません。
保存数を増やすためには、
- 投稿の最後に、保存を促す画像を1枚挿入する
- 保存してもらえるように「〇〇3選」といった、まとめ投稿にする
など後からでも見返したくなる投稿を作成する工夫が必要となります。
3.コンテンツの質
コンテンツの質が低いことは、発見タブには表示されにくい原因となります。過去に発見タブに載った投稿や他のユーザーの投稿と比較して何が自社の投稿に足りないのかを分析してみてください。
また、過去の投稿と同じような内容を投稿をしている場合には、ユーザーに飽きられてしまっている可能性があります。ユーザーが求めているのはどのような情報か、ペルソナ設定から見直してみてもいいかもしれません。
Instagramのペルソナ設定については下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「発見タブ広告」とは?
発見タブ広告とは、その名の通りInstagramの発見タブに表示することのできる広告です。ここからは発見タブ広告の仕組みについて解説していきます。
ユーザーが発見タブの中から気になる投稿をタップすると、フィード投稿のようにタイムライン形式で投稿が表示されます。そしてその投稿を下にスクロールすると、タップした投稿と系統の近い投稿がおすすめとして表示され、これが発見タブ広告と呼ばれています。
フィード投稿欄と同じように自然に広告を挟むことができるため、ユーザーから嫌悪感なくみてもらうことが可能です。
なお、Instagram広告は発見タブ広告の他にも下記のような種類があります。
- 写真広告 : 写真とキャプションで構成されたInstagramで最も基本的な広告
- 動画広告 :動画とキャプションで構成されている広告
- ストーリーズ広告:24時間で消えるストーリーズ内に配信することのできる広告
- カルーセル広告:複数枚の写真や動画とキャプションを表示することのできる広告
- コレクション広告:カタログ形式で表示することのできる広告
Instagram広告のフォーマットには、それぞれの特徴があるので自社の目的に適した広告を出稿するようにしてみてください。
まとめ
この記事ではInstagramの発見タブの重要性や発見タブに投稿を載せる方法について解説してきました。
Instagramの発見タブに載るだけで、今までリーチすることのできなかった多くのユーザーの目に触れることができるようになります。ファーストビューや投稿内容にこだわり、発見タブに載りやすくする工夫を行いましょう。
また、保存率やエンゲージメント率を記録し、次にどのような施策を行うべきかを考える分析もInstagram運用では重要です。