TikTokは、特に20〜30代に人気を集めている動画作成アプリです。
Tiktok広告を配信した多くの企業が成功しています。
他のSNS広告に比べてクリック率が、約10倍になった企業様もあります。
Tiktok広告を配信してみたいけど、どんな事ができるのかな、どんな種類があるのかな、と疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
そのようなお悩みを解決するため以下の内容を解説していきます。
・Tiktok広告でできること
・種類
・費用、配信方法
・自社でも試せる成功事例
本記事は、成功事例を理解し、Tiktokの種類と費用の相場を知り、配信できるようになれる内容です。
Tiktok広告の種類と費用
Tiktokは18歳以下をターゲットとして作られたアプリです。
若年層へのアプローチを、有効に行える可能性を秘めています。
自社商品やサービスを広める方法として、Tiktok広告を活用することは有効です。
その成果を得るために必要なことはなにかということを考える必要があります。
Tiktok広告の種類は、3種類あります。
1.インフィード広告
2.起動画面広告
3.チャレンジ広告
一つ一つ解説していきましょう。
インフィード広告
インフィード広告は、投稿と投稿の間に表示されます。
他の投稿と同じように「いいね」や「コメント」がつくので、ユーザーの反応が見られます。シェアも可能で、拡散も期待できる広告です。
通常の投稿と変わらない長さで表示させることができ、5〜15秒の間プロモーションできます。
(公式が推奨する動画の長さは、9秒〜15秒)
インフィード広告は、宣伝感がなく、自然にプロモーションできるコンテンツになることが魅力といえます。
導線を引いて成果につなげることが可能です。
活用の目的
・ブランド認知
・購買意欲
・コンバージョン
特徴
・視聴時間の長いおすすめ投稿に表示される
・ユーザーが操作しなければ広告をみてもらえない
インフィード広告の費用・料金(相場)
42万円から広告の出稿可能です。
相場の広告費50万円程度の場合、60万のインプレッションを獲得することができるので、他の広告と比較し安価で効果の高い利用ができるというポイントがあります。
起動画面広告
起動画面広告は、アプリの起動時に表示されます。
画像は3秒、GIF画像やアニメーションは3〜5秒の間表示することができます。
多くの人に見てもらいやすい特徴があります。
自社ホームページやアプリへ誘導することも可能です。(広告にリンクを設置)
起動画面広告はキャンペーンの告知などに適しています。
費用・料金(相場)
広告が1,000回ユーザーに表示されるごとに広告費770円が発生する、インプレッション課金形式です。
想定費用の相場は500万円程度が想定されます。
想定費用はインフィード広告の10倍の相場になります。
デメリットとしては、契約単位は1日につき1社のみのため、広告枠の確保が厳しく、コストがかかってしまうことが挙げられます。
ハッシュタグチャレンジ広告
Tiktok内で、企業側がテーマとなるハッシュタグ(#)の設定をして、そのハッシュタグに沿った動画を作成するなどして投稿を促すキャンペーン広告が、ハッシュタグチャレンジ広告です。
ハッシュタグチャレンジ広告は、アプリの起動時に表示され、多くの人に認知されやすいのが特徴です。
高いエンゲージメントの獲得が見込まれます。(ユーザー参加型のキャンペーン広告)
メリットとしては、トレンドやバズを起こす可能性が挙げられ、ユーザーが自然と拡散してくれることがあります。
デメリットとしてはコストが高いことが挙げられます。
ハッシュタグチャレンジ広告の費用・料金
費用形態は、期間契約型で、契約単位は2ヶ月です。
想定費用としては500万円程度準備しておきたいところです。
ハッシュタグチャレンジ広告は、種類によってインプレッション数や掲載期間が異なります。
アパレル業界におけるTiktok広告の成功事例【SHEIN(シーイン、またはシェイン)・kaoyorinakami・NOT CONVENTIONAL TOKTO】
SNSの利用がどんどん増加している今日。
商品を買うときには、SNSを参考に購入を検討する消費者も増えてきています。
生活品や食品、コスメや雑貨に加え、ファッションもまたその例外ではありません。
Tiktokがリリースされてから、ファッションコンテンツの存在感が増して、その関心が高まっています。
ファッション業界のトレンドや消費者行動にも影響力が高まっているアプリTiktok。
Tiktok広告で実際に成功しているアパレル業界の事例をご紹介します。
Tiktok広告で実際に成功しているアパレル業界の事例
SHEIN(シーイン、またはシェイン)
出典:https://www.tiktok.com/@shein_official?lang=ja-JP
最初に海外の事例をご紹介します。
中国初のファッションブランド、「SHEIN(シーイン、またはシェイン)」。
「刺激的で最先端のファッションをリーズナブルに」がコンセプトです。
若い女性から人気があり、アメリカやヨーロッパ、オーストラリア、中近東を中心にトレンドファッションを低価格販売しています。
2008年にネットショップをスタート。
なんと、2020年の年間売上が1兆円超えの驚きの大人気ブランドです。
TiktokとYouTubeでは1位を獲得し、Instagramでも4位になっています。
最近ではECサイトが日本語対応したこともあり、これからますます勢いを増しそうです。
kaoyorinakami
出典:https://www.tiktok.com/@designer915?
次に、日本で活躍されているファッション・アパレルブランドのTiktokアカウント「kaoyorinakami」「kaoyorinakami」はイラストレーターの「あべじゅんや」という方が立ち上げられたブランドです。
フォロワーさんに自身のブランドのスキな点を聞いて交流を図って、SNSを有効活用しています。
その点は、SNSのアルゴリズム的にも良い点なので参考にしたいところです。
このアカウントのTiktok動画では、ファッションアイテムのデザイン・イラストを描くところから商品ができるまでの流れが投稿されています。
商品ができあがるまでの裏工程を観ることができるところが面白いポイントです。
Instagramもうまく活用して、認知度を拡めています。
ブランドを立ち上げて消費者に認知を広げる方法を知りたい人は必見です。
NOT CONVENTIONAL TOKTO
出典:https://www.tiktok.com/@not_conventional.tokyo?
ファッション・アパレルブランドのTiktok企業アカウント「NOT CONVENTIONAL TOKTO」。
このTiktokアカウントは
・初心者におすすめのコーデ
・コンプレックスを隠すコーデ
など、フォロワー目線でフォロワーの疑問を解決する動画が掲載されています。
このアカウントの面白いところは、店長さんや店員さんの日常を発信するユニークな内容をメインコンテンツとしているところです。
思わずお店に足を運びたくなるような雰囲気作りがされていて、店員さんのキャラのインパクトが強いのが特徴です。
お客様の気持に沿って、店員を軸にファッションブランドのアピールをしているところも参考になります。
動画にこだわりを持たれていることが分かります。
TikTok広告を出稿する7ステップ
TikTok広告は、効率よく自社商品やサービスを知ってもらうために、有効なアプローチの方法になりえます。
「広告を出してみたいけどどうすればいいのか分からない」
「アプリを使って広告を出すのは難しそう」
と考えている方も多いと思います。
そんなあなたに、これからTiktok広告を始める3つの手順を解説していきます。
1.Tiktok広告アカウント開設
2.ピクセルタグ設定等の初期設定
3.キャンペーンや広告の設定
それではそれぞれ見ていきましょう。
1.Tiktok広告アカウント開設
まず、はじめにアカウントの開設方法について見ていきます。
Tiktok広告の配信のときは、Tiktokアカウントがなくても、Tiktok広告アカウントの開設だけで、広告を配信することが可能です。
まずは、Tik Tok For Business からメールアドレスまたは電話番号を入力して、本人確認をします。
「アカウント登録」ボタンを押して表示される画面で必要事項を入力していきます。
全て入力し終えたら「登録」ボタンを押します。
これでアカウント開設完了です。
2.広告主審査
Tiktok広告アカウントの開設完了後は、Tiktok広告マネージャーの画面で、アカウント設定画面の表示がされます。
「ビジネス情報」から、プロモーションする会社のURLまたは、サービスのURLを記載します。
次に、住所や課税情報を入力します。
次にクレジットカード等の入力画面が出ますが、後からでも可能なのでスキップしても大丈夫です。
ここまでの入力で、あとはアカウント審査です。
アカウント審査は約1営業日ほどかかるので、審査結果を待ちます。
3.ビジネスセンターについて
ビジネスセンターとは、広告アカウントを一元管理できるツールです。
フェイスブックでいうと、ビジネスマネージャーのようなものです。
複数の広告アカウントの管理が可能で、メンバーへの権限の付与や、支払状況を管理することができます。
代理店やベンダーに広告運用を依頼する場合や、共通の広告アカウントを複数人で管理する場合は、ビジネスセンターの開設をおすすめします。
TikTokビジネスセンターのログインボタンを押します。(右上にある)
アカウント情報入力に順に入力しましょう。(3ステップ)
1.アカウント情報入力(ビジネスセンター名とタイムゾーンの選択)
2,ビジネス情報入力(クライアントのサービス広告を出す場合「代理店」を選択)
3.請求書情報を入力
4.初期設定
Tiktok広告を配信するためには、初期設定が必要です。
管理画面から入力していきます。
初期設定には、ピクセルタグ設定、イベント設定、オーディエンス設定があります。
それぞれ順番に解説していきますので見ていきましょう。
ピクセルタグ設定
管理画面上部のメニューから「アセット」「イベント管理」を選択します。
Web案件の場合は「Webサイトpixel」を選択し、アプリ案件では「アプリイベント」を選択します。
ピクセル名を入力して、実装方法を選択します。Googleタグマネージャーや、Shopifyなどのツールでピクセルコードを実装する場合は「サードパーティツールと連携してピクセルコードを実装」を選択し、タグを直接埋める場合は「手動でピクセルコードを実装」を選択します。
ピクセルの作成が済んだら次は、イベントルールの設定方法「標準モード」か「開発者モード」のどちらかを選択します。
(モードは選択した後変更不可なので注意)
次へ進み、設定したイベントごとに計測ルールの設定をします。(ウエブサイトの訪問者であれば自社URLの入力をする)
イベント設定
ピクセルの設置が済んだら、イベント設定に進みます。
まず目的に近いフォーマットを選択します。
商品購入が目的の場合はECイベントを選択し、それ以外はカスタムイベントを選択すると良いでしょう。
選択可能なイベントは18種類です。
・カートに追加
・支払い完了
・ユーザー
・登録
・支払い情報を追加
・チェックアウト開始
・検索
・お気に入り追加
・詳細ページビュー(フォーム入力)
・ボタンクリック(フォーム入力)
・詳細ページビュー(電話問い合わせ)
・ボタンクリック(電話問い合わせ)
・電話問い合わせ
・詳細ページビュー(APPダウンロード)
・ボタンクリック(APPダウンロード)
・ダウンロード
・ボタンのクリック
・お問い合わせ
・購読
イベントは各イベントに1つしか設定できません。
設定可能なイベント数の上限は18個です。
集計方法もここで選択します。(毎回集計か、初回のみ計測するか)
オーディエンス設定
管理画面上部にある「アセット」から「オーディエンス」を選択して、「オーディエンス作成」ボタンを押します。
ます、カスタムオーディエンスから作成します。
次にオーディエンスタイプの選択ですが、ウエブサイト訪問者のリストを作成するときには「ウエブサイト閲覧者」を選択します。
「次のアクションを実行したユーザー」で先ほど設定済みのイベントのどれかを選択します。
リストの計測期間もここで設定します。
and条件を追加したい場合、「ユーザーリストを拡大する」を選択し、or条件を追加したい場合は「ユーザーリストを縮小する」から追加することができます。
カスタムオーディエンスはユーザーサイズが1,000件から利用可能です。
イベントの設定を早めにしておきましょう。
5.広告配信
広告配信を配信するために、広告セット設定を行います。
必要なキャンペーンや広告セット、広告の設定方法を見ていきます。
キャンペーン設定、広告セットの設定、広告の設定をします。
以下順番に見ていきましょう。
キャンペーン設定
管理画面上部のメニューにある、「広告」を選択して、キャンペーンタブの「作成」ボタンを押します。
次にキャンペーンの目的を設定しますが、キャンペーンの目的に沿って項目を選択しましょう。
7つの配信方式を、目的に合わせて選びます。
1.リーチ
2.動画視聴数
3.トラフィック
4.アプリインストール
5.リード作成
6.コミュニティインタラクション
7.コンバージョン数
キャンペーン名を入力します。
デフォルト設定で予算が無制限になっていますが、設定を日予算や通算予算にしたい場合はチェックを外し手入力します。
広告セット単位で日予算を設定することができます。
6.広告セットの設定
ここではTiktokピクセルと、最適化イベントを選択します。
コンバージョンとしてカウントするイベントを設定済みのイベントの中から選びます。
次に配信するプレースメントを次の3つの中から選択します。
・Tiktok
・BuzzVideo(キュレーションAPP)
・Pangle
配信先を絞りたい場合は「手動プレースメント」から選択できます。
デフォルトでユーザーからの広告に対するコメント権限、広告動画をダウンロード権限がオンになっているので、オフにしたい場合はバーを左に動かしオフの設定に変えます。
クリエイティブタイプではダイナミック広告のオンオフ設定ができます。
ダイナミック広告というのは、動画や画像、テキストを複数入稿すると自動でクリエイティブな生成が行われる機能です。
7.広告設定
広告の設定をしていきます。
コレクション広告を設定したい場合でなければ、「Custom Ad Format」を選びます。
広告フォーマットは、基本的には「動画」を選択しましょう。
「1枚の画像」や「カルーセル」も選択可能ですが、Tiktok面では配信できないからです。
次にアップロード方法の選択です。
4種類あるのですが、迷ったらTiktok動画エディターにしましょう。
選択したら、次は表示名やテキスト、URLの設定です。
最後にトラッキングのURLを設定する場合であれば任意で入力します。
以上で広告設定が完了しました。
審査が始まり、通常24時間以内に配信が開始されます。
まとめ【Tiktokでアパレル集客】広告に見えないTiktok広告
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
成功事例の理解ができて、Tiktokの種類と費用の相場がわかり、配信までできましたでしょうか?
Tiktokはダウンロード数が全世界で10億を突破したアプリです。
マーケティングに取り入れられ、世界で成功事例が増え始めている、Tiktok広告は、アパレル業界でも大活躍です。
本記事の内容を参考に実践して、明日でもTiktok広告を配信して、活用してみてください。
本記事の内容が、あなたのマーケティングにお役に立てることができれば幸いです。