TikTok広告とは、全世界の10代〜20代の若い世代を中心に人気を集めているショートムービープラットフォームに広告を出稿できるサービスです。
TikTok広告で、他のSNS広告に比べ、若者向けの商材が適しているため、成功すればクリック数が約10倍に上昇した企業様の事例もあります。
しかし
- TikTok広告の費用の相場は?
- 課金される仕組みを知りたい
- 自社に適した形式と費用感が分かる
上記のように考えている広告主様が多いようです。
TikTok広告の費用の相場はと課金形式、自社に適したフォーマットで広告が出稿できる記事になります。
本記事は3分で読める内容です。ぜひ最後までお読みください。
【種類別】TikTok広告の特徴・費用
TikTok広告の種類は主に以下の3種類があります。
- インフィード広告
- 起動画面広告
- チャレンジ広告
広告の種類と費用の目安は以下の通りです。
広告種別 | 特徴 | 課金方式 | 目安費用 |
起動画面広告 | アプリ起動時に必ず表示される | インプレッション課金型 | 500万円程度 |
インフィード広告 | 自然な形で広告を配信できる | 期間契約型 | 42万円~ |
ハッシュタグチャレンジ | ユーザー参加型で認知度アップできる | 期間契約型 | 10,000万円~ |
TikTok広告は、認知・ブランディングが適しています。
一方、費用が高いため、予算の確保が難しい広告形式です。
インフィード広告とは
インフィード広告とは、通常の投稿と投稿との間に表示される広告になります。
広告の長さは、通常の投稿変わらない5〜60秒の間プロモーションできます。
公式がオススメしている動画の尺は9秒〜15秒です。
インフィード広告の特徴
インフィード広告の特徴として、宣伝感がなくコンテンツとして自然にプロモーションできます。
※引用元:DIESELが運用型インフィード広告「Brand Auction」を活用、購買意向のアップリフトが+300%超!
活用目的 |
|
特徴 |
|
ターゲット |
|
インフィード広告の費用・料金
種類 | 特徴 | 料金の相場 |
Top View | アプリ起動時に15秒間の表示 クリック率が高い | 625万円 |
Brand Plemium | オススメ80番目以内に表示される LPやアプリへの誘導に適している | 42万円 |
OneDayMax | 最大60秒間フィード4投稿目に表示 | 300万円 |
インフィード広告は、期間契約型で契約単位は1日であるため、ユーザーの反応を見ながら調整可能です。
最も安価なのはBrand Premiumで42万円(グロス:広告原価)から広告を出稿することができます。
次に、OneDayMaxが300万円から、もっと高額なTopViewは625万円から出稿可能です。
広告費の相場は50万円ほどになります。
インフィード広告の事例:インストール数は前年比約130%UP(クラシル)
インフィード広告の成功事例は、料理レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社があります。
TikTok広告配信の成果は、新規ダウンロード数とCPI(消費者物価指数)をKPIとして運用しており、10代後半〜20代前半のユーザーがアプリをインストールしました。
CPIが従来のクリエイティブと比べても約20%も低くなり、費用対効果が高まりました。
特に、TikTok経由でのアプリのインストール数は、前年比約130%と増加しました。
バレンタインというトレンドにプロモーション効果を最大化させたTikTokのインフィード広告におけるクラシルの事例です。
起動画面広告とは
起動画面広告とは、TikTokを起動した際に表示される広告です。
広告のフォーマットは、画像・GIF画像・GIFアニメーションの3種類になります。
広告の長さは、画像は3秒、GIFは3〜5秒間で表示可能です。
起動画面広告の特徴
起動型広告の特徴として、アプリの起動時に表示されるため、多くの人に認知してもらいやすいです。
広告にリンクを設置することでLPやアプリへ誘導できます。
主に、キャンペーンの告知などに向いて適しています。
起動画面広告の費用・料金
費用形態 | 広告の表示回数で課金(インプレッション型課金) |
契約単位 | 1日 |
費用 | 770円/1000imp |
想定費用 | 500万円程度 |
起動型広告の課金形式は、インプレッション課金になります。
ユーザーに1,000回広告が表示されるごとに770円広告費が発生するインプレッション課金形式をとっています。
1日1回1社しか広告を表示できないため、想定費用は500万円程度となっており、インフィード広告の10倍が相場になっています。
起動型広告の事例:美容感度が高い男性ユーザーへリーチ(メンズスキンケアブランド バルクオム)
TopView・起動型広告の成功事例として、メンズスキンケアブランドを取り扱う株式会社バルクオムがあります。
新規顧客獲得を目的としてTikTok風の広告クリエイティブを作成し、配信しました。
「TikTok For Business」を活用したことでクリエイティブのPDCAを上手く回すことができたようです。
美容に対して意識が高い男性ユーザーがTikTokを利用しており、TikTok広告が美容商材と相性が良かったことが成功要因です。
ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告とは、TikTok内でハッシュタグ(#)を設定し、そのハッシュタグをつけた動画を作成したり、投稿を促すキャンペーン広告です。
引用:活用事例_TikTok
ハッシュタグチャレンジ広告の特徴
ハッシュタグチャレンジ広告の特徴として、アプリの起動時に表示されるため、多くの人に認知してもらいやすいです。
ユーザー参加型のキャンペーン広告であるため、高いエンゲージメントの獲得が見込まれます。
そのため、TikTokの優位性であるトレンドやバズを起こせる可能性があり、ユーザーが自然と拡散してくれる一方、デメリットとしては、TikTok広告の中でもコストが高いです。
ハッシュタグチャレンジ広告の費用・料金
費用形態 | 期間契約型 |
契約単位 | 2ヶ月 |
費用 | 種類:①スタンダードチャレンジ1500万円 種類:②ハッシュタグチャレンジプラス1700万円 種類:③バトルハッシュタグチャレンジ2000万円 種類:④ベーシックハッシュタグチャレンジ1000万 |
想定費用 | 500万円程度 |
上記の費用で、契約期間は2ヶ月間なります。
想定費用としては、最低500万円は準備しておきたいところです。
それぞれハッシュタグチャレンジ広告の種類によってインプレッション数や掲載期間が異なります。
ハッシュタグチャレンジ広告の成功事例として、、株式会社ミューズが行なったハッシュタグチャレンジである「#手洗いチャレンジ」があります。
広告配信の目的は、ブランディングや商品の認知拡大もありましたが、社会の情勢にマッチしたキャンペーンを行うことで正しい手洗いの方法をユーザーに知ってもらいたい意向がありました。
広告配信の結果、インフルエンサーも多数参加したこともあり、キャンペーンが話題になりました。
TikTok広告の4種類の課金方式
この章からは、4種類のTikTok広告の課金方式をご紹介したいと思います。
課金方式 | メリット | デメリット |
クリック課金型 | リーチ獲得しやすい | 費用が高騰する場合がある |
インプレッション課金型 | 露出が増える | 効果が分析しにくい |
再生課金型 | 興味のあるユーザーにのみ課金できる | CVにつながらない課金が発生する |
期間契約型 | 認知度アップに大きな効果を発揮できる | 費用が高い |
TikTok広告を出稿する際は、目的と利用する広告媒体の特徴、自社の商材がマッチしているかを見極めた上で運用しましょう。
TikTok広告の課金方式:①クリック課金型
メリット
クリック課金のメリットは、広告に興味のないユーザーはクリックしないため、無駄な費用が発生せず、CVRが高くなります。
また、クリック数とコンバージョン数の費用対効果を分析し、PDCAを回しやすい課金方式です。
デメリット
クリック課金のデメリットは、想定外のユーザーからクリック費用が発生してしまうことです。
それによってクリックだけが増えてしまい、CVRとCPAが悪化してしまうことが懸念されます。
上記の状態に陥らないためには、運用データを分析し、改善を繰り返すことが大切です。
TikTok広告の課金方式:②インプレッション課金型
メリット
インプレッション課金のメリットは、広告の認知を広げることができるため、商品やサービスの認知度アップに効果的です。
期間限定のキャンペーンとして利用すれば、ユーザーからの興味を引くため多くのユーザーへ広告を認知させることができます。
デメリット
一方でメリットとしては、広告を表示する度に課金されるため、クリック課金に比べてCVRが低くなります。
また、広告の表示した回数から、コンバージョンを予測しにくいことがデメリットです。
TikTok広告の課金方式:③再生課金型
メリット
再生課金型のメリットは、広告動画を一定時間以上再生した場合に、課金となるため、広告に興味を持たないユーザーがスキップすれば課金されません。
そのため、インプレッション課金より費用対効果が高い運用が目指しやすいメリットがあります。
また、広告動画が一定以上再生した場合だけに課金されるため、興味を示すユーザーに動画を訴求できます。
デメリット
再生課金型のデメリットはインプレッション課金と同様に、費用が発生したとしてもコンバージョンなどの目的のアクションに繋がったか検証しにくいことが再生課金型のデメリットになります。
また、動画広告はテキスト・画像広告よりも制作にかかる時間とコストがかかってしまうのが、再生課金型のデメリットになります。
TikTok広告の課金方式:④期間契約型
メリット
期間契約型広告のメリットは、クリックやインプレッションで費用が発生しません。
必ず一定期間の広告が露出されるため、事前に決められた費用で広告が掲載されます。
デメリット
期間契約型広告のデメリットは、出稿する費用が他の課金形式よりも高額になります。
そのため、大きな予算が組めない企業には出稿しにくい広告です。
【TikTok広告の始め方】4ステップの手順
配信開始するまでの4ステップの流れは以下の通りです。
①アカウント開設する
②動画設定
③広告設定
④広告の審査
TikTok広告の投稿開始
>>画像出典:TikTok For Business
詳しいTikTok広告を始める手順は
『【TikTok広告の始め方】アカウント開設〜出稿する方法と手順』の記事で詳しく解説しています。
https://marketing.cessgumo.co.jp/?p=7263&preview=true
広告の審査
最後に広告の審査があります。
審査が通過されれば、24時間以内に広告が配信可能です。
TikTok広告の審査に通らない方は
『【3分で解決】Tiktok広告の審査落ちの原因と対処法』の記事が参考になります。
TikTok広告の投稿開始
広告代理店おすすめ5選は
『【2022年最新】TikTok広告代理店おすすめ5選!代理店を比較する際のポイントまで徹底解説!』の記事で詳しく解説しています。
https://marketing.cessgumo.co.jp/?p=7277&preview=true
【まとめ】2022年最新|TikTok広告の料金と費用の相場、課金方式は?
この章では、本記事の要約を記載して振り返ります。
文字は全てリンクになっているので、不明な点はリンクで押して知識の復習にご活用ください。
いかがでしたでしょうか?
本記事を読み、TikTok広告の費用の相場はと課金形式、自社に適したフォーマットで広告の出稿までできたと思います。
TikTok広告のレコメンド機能は2018年に、世界一と言われています。
そのため、Cookieが廃止されても自社の商材に関心があるユーザーをマッチング可能です。
まだ、TikTok広告を試したことが無い方は、本記事の内容を実践すれば明日には配信できます。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。