EC系の案件で広告を配信する時、記事LPを活用できていますか?
記事LPとは商品LPの前に記事や体験談風のサイトを挟むことで、商品LPにユーザーを遷移させる前にユーザーをナーチャリングし、購買意識を高めるために使用するサイトのことを指します。
今回は、これまで100商材以上のEC案件の広告を出稿してきた弊社では、どのように記事LPを作成しているのかを徹底解説し、この記事を読めば誰でも記事LPを作成できるような内容の記事を作成しました!
下記に該当する方は、是非最後まで読んで、ROAS150%以上に導く記事LPの作り方をマスターしてください!
・EC系の案件の広告をSNSで配信しようと考えている方
記事LPがないと売れません!作成する理由と目的とは?
まず、どうして記事LPを作成しなければいけないのか、記事LPを作成することでどのような効果があるのかというところに関して解説していきます。
記事LPはSNS広告を出稿する際に使用します。
SNS広告はその商品について知らない、元から興味のないユーザーに対して配信する広告になります。
したがって、ユーザーに購入してもらうためには、『その商品に興味を持ってもらう⇨商品について知ってもらう⇨欲しいと思ってもらう⇨購入してもらう』というステップを踏んでもらう必要があります。
そうなった場合、広告クリエイティブ⇨商品LPだけではナーチャリングが不十分であり、購入率(CVR)が著しく低下します。
そこで、広告感を無くした、読みやすい体験談風やニュースサイトの記事風のサイトを間に入れ込むことでユーザーに商品について興味を持ってもらい、知ってもらい、『この商品欲しいかも!』と思ってもらうことが、
記事LPを作成し、使用する目的であり、SNS広告でEC系の案件を配信する際に記事LPが必要になる理由になります。
ROAS150%を実現!記事LP作成の5ステップを徹底解説!
ここからは、実際に弊社ではどのように記事LPを作成しているのか、その手順を全て解説していきます。
①商材の情報集め
まずは、記事LPを作成する商材の情報をまとめます。
まとめる内容は下記の5点です。
・その商材はどのような悩みを解決してくれるのか。
・その商材はどうしてその悩みを解決してくれるのか。
・その商材のアピールポイント。
・その商材の値段・キャンペーンについて。
・その商材を購入するユーザー層。
まず、その商材がどのような悩みをどうして解決してくれるのかを自分が理解しなければ記事を読むユーザーに商品についてアピールすることができません。
なので、この商品は、どの悩みを、どうして解決してくれるのかという部分についてまとめ、どのようにユーザーにわかりやすく魅力的にアピールするかを考えます。
次に、その商材の魅力や権威性についてまとめます。記事に商品の魅力や権威性がなければユーザーを購入したいと感じさせることができないからです。
(※権威性=賞を受賞、売り上げ本数、医師の推奨、芸能人も使用、等の信頼性を裏付けるための訴求)
そして、その商品の値段・キャンペーンについてもまとめます。この部分はユーザーが購入をするかしないか決める重要な部分なので、ユーザーにわかりやすく魅力的にアピールするためにここの情報もしっかりとまとめます。
最後にその商品を購入するユーザー層も把握しておきます。ここから広告の配信セグメントや、作成する記事LPのペルソナを決定していきます。
②ペルソナ設計
商品に関する情報を集めたら、次はペルソナ設計をします。ペルソナ設計とは、商品を購入する可能性の高い架空のユーザーを一人設計することです。例えば下記のような形です。
42歳男性
既婚 9歳女子の子供あり
会社員
年収は800万円
会社では部下が5人いてそのうち2人は女性社員
趣味は休日に子供と遊ぶこと・ゴルフ・ドラマ鑑賞
ストーリー
最近は年齢を感じることが多く、顔のしわや、体力の低下、禿げなどに悩まされている。
特に悩んでいることは加齢臭でタバコも吸うので妻や同僚からも匂いを指摘されることがある。
年齢のせいで起こる悩みを解決してくれるものには目がない。商品を購入するときは値段よりも商品の質を見て購入する方であるが、明らかにお得なものは購入してしまう性格…
そして、そのユーザーの心を動かせるような、内容に記事を仕上げていきます。
③記事の構成作成
ペルソナを設計したら、次に記事の構成を考えます。”記事の構成を考える”とは、記事の中にどのような訴求をどのような順番で入れるかを考えるということです。
何かを作成するときは上から順番に作っていくのではなく大枠から作成し、その中身をつめていくというやり方の方が効率的です。記事LPも同じ容量で作成していくために、まずは記事の構成から作成していきます。
先に悩みを訴求するか、効果を説明する前に権威性を訴求するかなど、訴求の順番によって読み手の印象はとても変化するため、構成について十分に考えることはとても重要になります。
記事LPを構成する内容は大枠、下記になります。
・ターゲットとなるユーザーの悩みの提示
・商品との出会い
・商品登場
・その商品で悩みが解決する理由(商品の効果)
・商品の権威性
・プロモーション(キャンペーン)
・使用感パート(実際に使用してみた感想など)
・口コミ
・クロージング
※今、この記事から買ってもらうための訴求
細かく分ければ他にも有りますが、これらの訴求で記事LPは構成されます。
これらの訴求をどう組み合わせることで商品をより魅力的に見せることができるかを記事LPの構成考案時に考えます。
④記事書き出し
構成を考えたら次に中身を書き出していきます。ここでは文章に落とし込みドキュメントに書き出してもいいし、ワードプレスなどのCMSを使用してサイトを作成する方であれば直接そこに書き出しても問題ありません。
弊社では1度ドキュメントに文章に落とし込み、その後にワードプレスで整えながら書き出す、という手法で作成しています。
⑤最終確認
構成をもとに中身の作成が完了したら、最終確認を行いましょう。
もしも、記事LPの中に誤字へ表記ミス、などがありユーザーが違和感を感じてしまうとそれが離脱の原因になり、CVRの低下につながってしまいます。
また、アフィリエイトリンクがCVボタンに入っていないことなども可能性として考えられます。そうなった場合、商品LPに遷移できないためCVが上がる可能性が0%になり、広告費をドブに捨てることになってしまいます。
このようなことが起きないように作成が完了したら必ず最終確認を行いましょう。確認事項を簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。
・表示速度
※サイトが重いと表示速度が遅くなりユーザーの直帰に繋がります。
・誤字脱字
・表記ミス
※値段やキャンペーンの期間の表示ミスがないように確認しましょう。
・GIFがしっかり動いているか
・アフィリエイトリンクがしっかり挿入されているか。
・遷移先がしっかり表示されているか
最終確認が終了したら記事LPの完成です。
まとめ
記事LP作成の流れは理解できましたでしょうか?
近年Facebook広告などのアドネットワークで流れているEC系の広告では記事LPを挟んで広告を配信することが一般的になっています。まずは、記事LPの作成手順をマスターし、そこから配信を重ね、どのような記事LPが効果がいいのか、どのような訴求を入れることで効果が改善されるのかを考えPDCAを回すことで、良い成果を出すことができるでしょう。